《2019第11回埼玉県空手道選手権大会 試合結果》【城西世田谷東支部・東大和道場】

■壮年選手権35歳〜44歳+75キロ級

準優勝

中城毅【城西世田谷東支部・東大和】

《国際壮年選手権+80キロ級では、2017年は第3位・2018年は準優勝と、着実にステップアップをしてきた。2019年4月には同カテゴリーでの優勝のみを狙って、日々の積み重ねを続けている。4月の国際大会の前哨戦として出場した今大会。トーナメントの反対側には、過去に一度敗退を喫している【2018国際壮年選手権−80キロ級王者】が配置されていた。初戦、準決勝戦を危なげなく勝ち上がってきた国際王者を前に、緊張とプレッシャーが伸し掛かるが、気合いを入れて試合場に上がる。3年ぶりに向かい合う両者の意地と意地がぶつかり合う事となった。

決勝戦【2018国際壮年選手権−80キロ級王者】中水流選手と向かい合う両者。

試合が始まり、作戦を遂行しようとする中、予想に反してか、また想定内ともしていた、序盤に見合う時間を削るかの様な、相手選手からの猛攻に対して、落ち着いて、突き技の打ち合いと膝蹴りを返していく中城選手。中盤、勝負所を逃さない国際王者が、突き技と膝蹴りの連打で場外へ押し出そうと一気に前に出てくる。(打ち返してはいるもの、最初に場外に押し出されて注意1を宣告されてしまった)まだ時間はあると気を取り直して、後半は逆に一気に勝負を仕掛けながら、長い距離の突き技と膝蹴りで前に前に出る。(後ろに下がる国際王者が場外際で何とか堪えながら本戦が終了)接戦の為、延長戦も予想されたが(本戦0−2)(3審判制)判定敗退となった。強敵へのリベンジマッチとして、優勝のみを狙って出場した今大会ではあったもの、惜しくも準優勝とはなった。しかし、2019年4月の国際大会で初優勝を狙う為の前哨戦としても、昨年の国際大会王者と試合をした事も大きな収穫となった。まだまだ未知数の可能性と、多くの伸び代がある中城選手の今後の活躍に期待が高まる。》

1回戦はシード、準決勝となる初戦は、勝ち上がってきた黒帯の若手選手を、突き技と膝蹴りの連打で圧倒して、決勝戦へと駒を進めた。

以下、決勝戦では国際大会王者との緻密な駆け引きを含む、激しい打ち合いを展開した。

■小学4年生男子−30キロ級

優勝

雨宮海央【城西世田谷東支部・東大和】

《豊富な稽古量から培われてきた、強烈な突き蹴りの破壊力に、ここ最近では更に磨きを掛けてきていた。新しい技の数種類を反復稽古しながらも、これまでの得意なコンビネーション+何かの技の付け足しをテーマに稽古に打ち込む日々。今大会での3試合を戦い抜く中で、日々の稽古の成果が存分に発揮されていた。(準決勝戦では強豪選手との延長戦に及んだ、一進一退の戦いを見事に制してみせた)過去には【支部内特選クラス3連覇・優勝】【2016神奈川県大会・優勝】昨年は【2018西東京都大会・優勝】昨年末(2018年)には、遂に緑帯を取得。道場では後輩達の見本になれる様にと、先輩らしく振る舞う事、時間を守る等、生活態度を改めて見直しながら、今年初の組手試合となった【2019埼玉県大会】に挑みながら見事に優勝。精神的な成長と充実を感じさせる戦いぶりとなった。今大会を通じて得た課題も明確であり、4月の国際青少年大会に向けて、更にモチベーションを高めながらも、引き続き精神面を鍛えながら勢いに乗りたい。》

■小学4年生男子−30キロ級

準優勝

久保竜馬【城西世田谷東支部・東大和】

《ここ最近の足の痛みにより、満足に稽古を積み重ねられていない状況の中、一か八かの試合出場となるもの、得意の右上段前蹴りを武器に、初戦、準決勝戦を危なげなく勝ち上がり、雨宮海央との同門決勝戦を迎えた。今後も稽古量をしっかりと積み重ねていたら、日に日に自然と心身の強さを増していける空手センスも抜群にある。課題を明確にしながら稽古を積み重ねて、2019年5月の支部内交流試合では【特選クラス初優勝】を目指したい。》

城西世田谷東支部・東大和道場で、日頃から共に稽古を積み重ねている者同士が【2019第11回埼玉県空手道選手権大会】の決勝戦を戦った。

2019/3/10

駿河台大学 体育館