極真空手 木曜日 東大和道場。【風紀委員長】


16:30~18:20少年部クラスを指導。

3年ぶりに懐かしい訪問者が… 

なんと、紫龍君が来てくれた。 

数週間前に…久しぶりに空手の稽古に行っても良いですか?

電話で連絡があった。

今日、突然来たのと、大きく成長していた彼に驚いた。 

現在、中学3年生の彼は、部活は3年間、バスケットをやり抜いたとの事。

逞しくなっていた。 

運動神経は相変わらず、抜群に冴えていた。

本当に久しぶりの空手を楽しみながら、懐かしい同期の仲間達や、後輩と接する彼を観て、凄く嬉しかったです。

逞しくなり、声変わりをしていましたが、心は当時の優しい、紫龍君のまんまでした。 

当時も、稽古の合間や稽古後に、彼と話すのが、とても楽しかったのを覚えています。

今も東大和道場にある古い、ほつれたミットと、ガムテープで修正してあるキックミットは全て、彼が、稽古前や稽古後に、一生懸命直してくれた物です。 

自らが直したミットやらを、本当に懐かしそうに見詰めていた彼。

美優さんの優勝盾の裏側を除くと… 

当時、紫龍君が皆の為にと、書いて壁に貼り付けた注意書が… 

【荷物は綺麗に並べて整理整頓をして下さい。ちらかっていると、つまずいたり、危険です。風紀委員…紫龍】

彼が残した注意書を、彼が退会した後も、懐かしくて、そのままにしてありました。 

中学生になる頃に、部活と勉学が忙しくなり、空手を退会した彼が、また自らの意志で、道場に来てくれた事が凄く嬉しかったです。

稽古後には、本当に清々しい笑顔で、以前の彼と同じ様子で色々、話をしてくれました。 

『すぃりゅう、すぃりゅう…』と歌にして、口ずさむと… 

『し・りゅうです…(紫龍)…』と、必ず返してくれた彼。

当時の彼の声と、今日の彼の声が重なっていた。

彼に、道場時間割りを渡すと…

『…一週間…殆ど、金久保先生じゃないですか…休みが無いですね…』

時間割りを、真剣な眼差しで見詰めながら、彼が、苦笑いで呟いた様子が、凄く面白くて、大笑いしてしまう。

本当に優しい生徒だなと。