極真空手 東大和道場 水曜日 一般部クラス。【自らの空手指導論 そこに感じた事】


日曜日の試合後も、11月5日、6日(土・日)に迫る、第48回全日本大会に向けて。 

連日、ひたすら追い込み稽古。 

【 揉まれている、揉まれていないから?揉まれなくてはダメ? 】

そこは、明らかに、違うな。 

時期もあるし、本人の性格や段階と、実践の試合への、経験回数も加わる。

彼は毎日、あれだけ、稽古をしていて、週末には、東大和の選手稽古では、時に、ボコボコになりながらも、自分とも、ガチガチに、何十ラウンドと、組手を繰り返していたり、翌週にも、ダメージが積もる等は、日常茶飯事に経験している。(関東地区の強化稽古にも、率先して参加する貪欲さもある)

その時の、試合の勝ち負けの、試合の入賞か、そうでないか、試合を終えた結果のみで、その人の努力や、強さは、判断材料にはならないし、セオリー通りに、ただ単に、形にハメれば、良い物でもない。

彼は、組手や稽古では、揉まれているに決まっているし、彼はまだ、一般選手権大会に出場して、3大会を終えたばかりでもある。

高校生を卒業後、初の一般選手権へと出場した、【2016静岡県大会】では、無差別級のトーナメントで、見事に準優勝をしている。(毎年秋に、一般選手権大会で行われている、2016 第48回全日本大会の出場権利を獲得)

その大会での初戦では、過去に【愛知県大会3連覇】を達成していた、【2016静岡県大会】では、絶対的な優勝候補と評されていた強豪選手を相手に、試合を完璧に圧倒しながら、それを含め、3試合を経験して、決勝戦へと勝ち進んだ)

2016静岡県大会で見事に準優勝して、秋の、第48回全日本大会への、切符を取得した。

今後の課題は、勿論、沢山ある。 

まだまだ、一般選手権に挑戦し始めたばかりだから。  

彼の努力や、本当に真面目で、素直な人柄は、自らが毎日、近くで観ていて一番、理解している。

自らも、秋の一般選手権の無差別で開催される、第48回全日本大会へと、自分の生徒と一緒に、出場出来る事も、過去初の経験ともなる。 

それは、また凄く、幸せな事であり、空手を長く続けてきた甲斐もあると感じてもいる。

40歳まで、一般選手権に出場する実力を、一応は保ってきた事、毎日の努力も、それなりにでは、あるのかも知れないが、様々な形で続けてはいる。 

今現在、彼と毎日、接していて、彼の空手の稽古を観ている部分もあり、周囲からは、簡単な言葉で、まとめて貰いたくない部分がある。 

そこに到るまでの普段のプロセスや、細やかさを理解していたら、簡単な言葉を発したりは、本来は、とても出来ないはず。

目で視た事を、感じるがままに、思うがままに、アドバイスや、ダメ出しとして、言葉にするのは、誰もが本当に、簡単に出来る事でもある。 

まず、それを言う当人が、やり続けていなければ、簡単に、人に対してを言葉にするとかは、自らは、とても出来ないと考えている。

では、自らが、空手の稽古をしなくなった時は? 

多くの生徒達への、指導等は、おそらく出来ないし、仮に、仕事として、空手の指導だけは、繰り返せたとしても、今現在の様には、生徒達には、色々と、空手に関しては、とてもでないが、語れないと思う。

違う指導や、語りかけ、呼び掛けになっていくと思う。

体力に関しては、人間は、誰しもが必ず、衰えていく物で、いつまでも若いままの身体や、質では無くなる。

ただ、稽古に関しては、やりようや、稽古に関しての工夫は、いくらでもあるし、自らは、空手を続けらていられる環境があり、生きている間は、本当に可能な限り、そうしていきたいと考えている。

自らは、試合を終えた直後の、少年部の生徒達には、ダメ出し等は決してしないし、負けた直後の子供達には、特に話し掛けたり、近寄りもしない。 

日頃、愛情を注ぎながら、一人一人の生徒達と接していたら、真剣勝負の試合会場で、ダメ出しや、必要以上のアドバイスを、多弁に、その場で促す事も、自らは、なおさら無い。

深い部分を考え、決して、簡単な物でも無いと、ひたすら感じる。