今日の昼間、イタリアから生徒達の試合結果報告の御連絡を頂きました。
相原渚君、仁君の兄弟が、南イタリアの地で挑んだ初の組手試合の結果は何と…。
2人とも揃って見事に兄弟優勝を果たしたとの事でした。
やはり やってくれたなと思いました。
金曜日の夜に知らせて頂いた際に、彼らは勝つかも知れないなと感じました。
お母さんには、期待しています、頑張るように伝えて下さい、と御伝えしました。
今日彼らが一人一人、自分にメッセージもくれました。
イタリアへ旅立ち2ヶ月。
彼らが通うビルには昼間は伝統空手のクラスがあり、そちらには現地の沢山の少年達が通っていて、子供達は基本的に皆その流派の空手クラスに入門するそうです。
しかし彼らは夜の時間帯にしかない、また大人の会員しかいない極真会館の道場をあえて選択したそうです。
極真空手でなくては、意味がないんだという彼らの強い意志があり、現在は大人しかいない道場への入門を決断したとの事でした。
自分も当時それを聞かせて頂き、極真会館の空手が良いかと思います、と御答えしました。
彼らはイタリアでも、おそらく道場稽古以外には、日頃から2人で必ず自主トレを繰り返していると自分は感じています。(現地の道場では生徒思いの熱心な素晴らしい先生にも出会えたとの事です)
彼らの自主トレやらの熱心な様子は東大和にいた頃からそうでした。
毎日 東大和道場に通いながら自宅でも自主トレを繰り返していました。
強くなろうとする気持ちと、空手を大好きな気持ちが尋常でなかったです。
一度も厳しい東大和道場への稽古に行きたくないと考えた事すらなかったみたいです。
怪我をしても風邪をひいていても道場に来たがったようですが、動けないような怪我をした際には道場に見学に来て皆の稽古を観ていました。
そんな彼らならではの異国の地での素晴らしい結果だなと思いました。
9月に日本で最後の支部内交流試合に出場した際には2人とも特撰クラスへエントリーしました。
過去には2人とも初級で優勝を経験。(弟の仁君は2年生で特撰クラスでも優勝)
最後の試合となった支部内特撰クラスでは兄の渚君が5年生特撰クラスで第3位。
弟の仁君は3年生特撰で準優勝。
両方のカテゴリーともに東大和道場の同門決勝戦となりました。(5年生特撰は、優勝から第4位まで全てを東大和道場の選手達が入賞者となりました)
イタリアの御自宅から遠く離れた南イタリアの試合会場でホテルに泊まり現地での前日入りをしたそうです。
日本の少年部とは異なる試合ルールを当日の通訳で知らされたそうです。
渚君からのメッセージには、『試合のルールを当日に知らされて、今までの試合の中で一番緊張しました』『大きな声で気合いが出ました、僕の気合いで相手が後退りしました』と綴られていました。
仁君は『試合会場で友達が出来ました、一緒に試合を観たり、応援もしてくれたのが嬉しいです』と綴られていました。
2人とも大きな相手を次々に打ち負かして優勝を遂げて、初の表彰台にも上がったとの事でした。(高さに驚いたそうです)
自分も表彰台の一番上に立てた事がありますが、確かに凄く高いんです、優勝の段は特に。
ああいう瞬間は夢心地でしかなかったです。
自分自身は54名のトーナメントで行われた無差別の第11回全関東大会で6試合を戦って優勝した時の表彰台が、現在の自身の最高成績でしかないのですが、あれは本当に気持ちが良かったですし、多分一生忘れないです。(第12回全関東大会での準優勝と、第19回全関東大会第3位の時の表彰台の高さは悔しさのみの記憶があります)
《2014,マス・オーヤマ カップ》
■10歳〜12歳男子(青帯、黄色帯)クラス
優勝 相原渚
■8歳〜9歳男子(青帯、黄色帯)クラス
優勝 相原仁
ナギ、ジン、優勝おめでとう!
本当に凄いなと思います。
彼らは今でも自分の大切な生徒達です。
努力が報われて本当に良かった。