極真空手 東大和道場。【夏の偶然】


16:10…事務仕事をしていると。 

白帯の凪優ちゃん(2年生)が道場に入ってきた。 

何かを大事そうに抱えている。 

『…先生、これ見て!』と嬉しそうに、虫籠の中を見せてくれた。 

カブトムシの雄雌のペアが入っていた。

『おー!どうしたの?凪優も、カブトムシ好きなの?恐くないんだ、大丈夫なんだ…』

『うん!クワガタは、嫌だけど、カブトムシは好き!』

そう答える彼女は、自らの大事な、カブトムシを、自分に見せたくて、稽古前に、持ってきてくれた。 

見せてくれる為に、道場まで持ってきてくれた気持ちが、嬉しかったので御礼を伝えました。

彼女は、今日の稽古も凄い頑張りでした。 

ミットを叩いたり蹴ったりと、既にその力強さ、抜群の破壊力も、垣間見えていますが、彼女も凄く強くなるかと思います。

そして激しい稽古を皆が頑張っている最中に…

誰かが遅れてきたのかと、入り口を見ると。 

笑顔の宮岡健士郎君が立っていた。

見慣れた顔なので、違和感が無かったのが、面白かった。 

彼も手に虫籠を持っていた…

『先生…奥多摩で、ミヤマ(ミヤマクワガタ)捕まえてきたから、あげます』

昨年、宮岡さん親子と一緒に奥多摩へ、ミヤマクワガタ捕りに行ったのを、最近も思い出していた矢先だった。

今年は立派なミヤマクワガタ(雄)を何匹も、捕獲出来たとの事でした。  

虫籠ごと自分にくれました。(そこには、立派な雄のミヤマクワガタと、雌も入っていた)

彼は空手をしていた時も、夏になると毎年、虫籠をぶらさげて道場に来ていたのを思い出します。 

凪優ちゃん、健士郎君は、緑の虫籠を持ってきてくれましたが、今日、彼らが来てくれたタイミングはたまたま。

昆虫の話が出来ると、楽しいのは、大人も子供も同じだな。

自分の自宅にも、沢山の大クワガタ、幼虫、蛹がいますが、夏は外出時も冷房を数ヵ月、付けっぱなし。

ミヤマクワガタも、涼しい所でないと長生きしない。 

奥多摩等、山の中は、真夏でも夜は涼しい。 

また日中の暑い時間帯は、土や枯れ葉の中に潜り、暑さを凌いでいる。

さておき、道場に来てくれた健士郎君を、当たり前に稽古に参加させました。

久しぶりに行う空手を、ひたすら楽しそうに頑張っていました。 

スタミナが、キツかったみたいですが、カッコ良かったな。 (しばらくぶりでしたが、凛々しい様子に感動したな)

健(けん)の魂の籠った、凄い試合を沢山、目の当たりにしてきた。

彼の闘魂の記録は、今でも、【大和魂】に載せたままにしてあります。

また、いつでも稽古に来て貰いたいなと思います。 

良い一日だったな。