16:45~19:20少年部2クラスを指導。
道場に来て、事務仕事をしようと、色々チェックをしていると…
理愛ちゃんが降りてきた。
足し音と、独り言の気配に気付く。
『…りおっち?』と聞くと。
『髪の毛(見た目の様子)だけで解るんだ…へー…』多少、驚いた様な様子で、彼女が話す。
『いや…髪の毛は(何故、髪の毛?)見えなかったけど、(理愛の階段を降りてくる)独り言で、直ぐに解ったよ』と返す。(この返事は、あまり彼女の耳には、届いていなかったと思う)
彼女は、よく、独り言を発しながら、地下に降りてくる。
独特の感性で、いつも、ひたすら話し掛けてくれる。
『…うん、へー!…うん…』と、事務処理をしながら、彼女の投げ掛けに答える。
以前に…試合のビデオ(8月の茨城県大会)を、子供達と視ていると。
他の皆は、楽しみながら、夢中で視てくれている中、彼女が、ふと呟く。
『あ…金久保先生が、出てきた…金久保先生、自分が、カッコいいと思いながら、出てきた…』と、彼女が真顔で呟く。
『次の(試合)も、早く見せて! 』と、映像は、真剣に眺めていた彼女。
【…凄い洞察力だな…何故、カッコつけているとか、ばれたんだ?…】と、一瞬、笑いそうになったけども…。 (言われたら、確かに、図星なのもあったからかは、解らない)
【実際の試合場の舞台に上がり、出てくる時には、緊張と、怖さもあり、カッコいいとは考えている余裕はないな…】
それが、その内容に対する、素直な答えだったけど、いつも、彼女の奇想天外な発想は、凄く面白い。
ただ、…かなり、カッコつける気持ちが無いと、【命を懸ける】舞台には怖くて、上がれないのも、実際にはある。
そこには、言葉には表せられない、不安や怖さも伴う。
カッコ付けたい気持ちが無いと、逆に、戦えない。
それが、男だと考えているし、真剣勝負は、多分、常に、それぐらいで良い。
そんな彼女は、毎日、日に日に、本当に強くなって来ている。
これからが、本当に楽しみです。
子供達、一人一人全員が、今日も、物凄い頑張りでした。
【強い気持ちを造る】事を、彼らへのテーマに。
毎日の積み重ねです。
【 道場に毎日通う 】事さえしてくれるのであれば、少しずつ、確実に変えていけます。