極真空手 東大和道場 日曜日 少年部クラス。【継続の意味】


10:45~12:20少年部クラスを指導。(日曜日)

国際大会へ初出場予定の荒井翔大郎君。 

最近更に実力を増しています。 

昨年の秋季関東大会ではベスト8。(3回戦に進出)

準々決勝戦では、国際大会王者を相手に一進一退の試合展開を繰り広げた。

彼の真面目さと、毎回の稽古にかける気持ちも凄い。

可能性を感じます。

遥斗君(3年生)、瑛心君(2年生)の、2016支部内の各3位の名コンビは、とにかく凄まじいヤル気と気合いで、本当に全力で稽古に取り組みました。 

ショウダイ君、華洋君のペアも本当に頑張りました。

華洋君の返事や気合いも、最後まで素晴らしかったです。  

彼も絶好調でした。

『華洋…どうしたの? 今日、本当に凄いねぇ! 華洋君…』と話すと。

『…食べ過ぎちゃったのぉ…(朝御飯)』との彼からの答え。(彼は5歳にして、日本語、中国語、英語を普通に話せる)

沢山食べて元気が出たという意味で話してくれましたが、終始本当に凄かったです。

ショウダイ君、華洋君、今年は組手試合に挑戦出来るようになるかも知れません。

パワフルな技で後輩達をリードする千賀ちゃん、心君。 

西東京都大会では優勝を狙いたいとの事でした。

日曜日のクラスでは組手稽古は基本的に行わず、皆が行いたい稽古を優先する事もあります。 

基礎体力の向上と共に、稽古を楽しませる事をベースに。 

時期により基本技、移動稽古、型を取り入れたりもしますが、みんな基本的にフルに身体を動かす事が大好きです。 

全力での走り込み等は、特に人気があります。

高平悠太君も真面目にコツコツと続けてくれています。(中学1年生) 

春の支部内では優勝を狙いたいとの事でした。(前回は決勝戦で、同門の臼井吏空君に敗退するも必死に頑張りました)

子供達も全員に共通する事ですが、一回の稽古は本当に大切で、諦めずにコツコツ続けていく事により、必ず色々な部分で実力が付いてきます。 

試合の結果だけが全てではありません。  

勿論、試合に出るのであれば一生懸命に稽古を積み重ねて勝ちにいくのは当たり前です。  

なかなか勝てない時期や、伸び悩む時期は誰にでもありますが、一番大切な事は、やはり身心の鍛練の部分だと自分自身も考えて指導をしています。

子供達には誰にでも共通する部分でありますが、少年部時代から試合の結果だけを求めて、競技としての空手を追求し過ぎると、いずれ燃え尽きて空手を嫌になり、飽きて辞めてしまう事が、中高生になるにつれて本当に沢山あったりもします。 

今年の東大和の中学1年生達は、本人達の意思で道場稽古に通い、空手が好きで続けた子供達の全員が残りました。(中学生になり、特に1年生の間が、それまでの少年部での稽古量と、ヤル気を落とさずに継続していけるかが難しい時期でもある) 

全員が空手を優先に継続するという、過去に稀な状態を保ちながら、日々の稽古に打ち込んでいる、現在の中学1年生達でもありますが、彼らの御両親を観ていると、子供達が空手を好きでいる姿を、ひたすら焦らずに見守りながら、励まし続けられている傾向を感じます。

試合に出たら誰しもが負けたくはありません。

それは幼い生徒達から大人も皆同じです。

試合に出れば当然、誰しもが勝ちたい訳です。  

大勢の生徒達に空手を指導している自分自身も、やはり自分の生徒達は勝たせたい訳です。 

しかし自分自身も、生徒達の試合での勝ち負けは、焦らず見守る気持ちで常に彼らに接しています。 

【勝っても負けても精一杯にやれば良い】と話す部分はそこです。  

一番大切な事は、生徒達本人が空手を好きでいれる事かと考えています。  

だから生徒達が国際大会に出る事…それが一番のステータスで、凄い事なのかというと、そういう部分でもありません。

支部内の初級クラスでも、国際大会でも、そこに向かって一生懸命になる事に優劣は決してありません。(中には組手や試合が好きではなく、試合には出なくても空手を好きで続けてくれる生徒もいますが、それも素晴らしい事と感じています) 

現在の少年部も中高生でも【試合】という競技の場が、当たり前に用意され過ぎているので、とても難しい部分ではあります。

どこの支部でも道場でも、または空手以外のスポーツや武道の習い事でも、同じ様な事を、どうしていくべきかを考えるべき物としているケースも沢山あるかとは思いますが。

東大和の子供達が年間を通して、本当に何かの仕方がない事情以外に、空手を何となく辞めていく子供達が今現在、基本的にいない部分は、自分としては指導をする中で本当に大切にしてきた部分でもあります。

それを考えると年間を休みなく、彼ら一人一人と、自分の道場と向き合う意味は確実にあるのだなと感じています。

結局のところ、祝日や自らの試合前には休日は取れる訳で、今はそれで良いと感じています。 

今の東大和の中学生達も、今のままの気持ちで大事に空手を続けていたら、いずれ気付いたら黒帯になり、将来的には空手を含め、また空手に限らず、様々な部分でも無限の可能性が広がってくるかと思います。 

大事な事は途中で諦めない事と本当に継続です。

そして空手を好きでいる事です。 

その部分は彼らも既にクリアしています。

少年部から一般部への、良い流れを作れたらと考えています。