土方蓮斗君、星野悠久君、雨宮伶空君が参加。
今日のテーマは【稽古の質を高める事】の意味を細かく説明しながら。
昨日の試合で国際大会等で、トップを争う様な、強豪選手達と、一進一退の延長戦での互角の展開ながら、僅差の判定敗退(延長戦1-4)等についての土方蓮斗君、星野悠久君の試合の見直しを一緒に話し合いながら。
試合に出場するからこそ、解る事や、次に繋がる事が、実は本当に沢山あります。
負けた時の方が、成長するチャンスが沢山、あったりもします。
逆に、優勝した時も勿論、成長も出来るかと感じますが、負けた時の方が、様々な見直しをしたり、自らで考える事も必要となり、前向きに、次に繋げていかないといけない訳です。
それらの話もしながら。
試合に負けたくらいで、全てを嫌になり、今までの努力を、あっさり辞めてしまったり、諦めてしまったりは、決して良い事ではありませんし、生徒達にも伝えている部分でもあります。
試合翌日にも、いつもと変わりなく、道場へ稽古に来た彼らには【それは凄く立派な事だよ】という話をしました。
【努力】をしなくなったら、終わりだと自分は考えています。
どんな【形】でも、やはり努力をし続けていないと、全てに対して、必ず迷いが出る。
土方蓮斗君、星野悠久君、雨宮伶空君、素晴らしい様子になりました。
彼らは、数々の試合実績を残してきた生徒達であり、東大和道場の【スーパーエリートクラス】メンバーに選抜された、選りすぐりの選手達です。
3人とも、今日の組手稽古も、素晴らしい頑張りと、確かな変化を感じました。
昨日の試合には、一般選手権の重量級カテゴリーへ、自らもエントリーをしていました。
対戦相手がいなく、結果的には試合不成立となりましたが、それはそれで、様々な事を感じられたので良かったと思います。
20年以上、一般選手権大会に出場してきて初めての、試合不成立ではありました。
全ての大会が、真剣勝負です。
自らは世界大会へは、第3回全世界ウエイト制大会(軽重量級80〜90キロ)の、日本代表補欠が、最高位ではあり、当時はまだ29歳でもあり、選手としても、ピークであったかと思いますが、それから、11年間を懲りずに戦って来ました。
物事を諦めない気持ちと、自らと向き合う事を、テーマとして来ました。
稽古は追い込み続け、継続は出来るもの、甘い誘惑や、様々な自身の弱い部分には負けてばかりでしたが、空手だけは、ひたすら諦めずに、今に到ります。
自らが稽古を追い込み、ひたすら続けていないと、生徒達にも【伝えられない感覚】が、あるなと、しみじみ感じていました。
言葉しかり、技術しかり。