緑帯に向けて。【炎の名勝負編】


激しかったと思う。(彼の2回戦は観れた) 

初戦も強豪を相手に、持ち前の気迫で、前に出ながら見事に破った。

2回戦では、長身の茶色帯一本線の強豪と真っ向勝負をしていた。(彼は現在、黄色帯の1本線) 

決して後ろには下がらない、相手が誰でも、決して気持ちで負けない。 

それが、彼の組手。 

強豪を相手に、今持てる彼の力を全て出せていた、凄く良い試合だった。

何かの技を効かされたり、諦めたりする事は一切、無かった。

今日の稽古後、夏服が爽やかだった飯酒盃龍君。 

何回も気合いを入れさせた。

明日から皆、夏休みみたいだな。 

いいなあ。 

夏休み、楽しいんだよな、子供の頃は本当に。 

俺も、夏休み前日は夢みたいだったな。

夜更かし、カブトムシ、クワガタ、ザリガニ、サッカー、ファミコンの事ばかり考えていたけど。