〈木曜日少年部クラス〉
【ミット隊】【組手隊】に分かれて稽古。
【組手隊】は、激しい組手稽古をひたすら繰り返した。
幼年部達から中学生達まで全員が本当に全力で頑張っていた。
いつも通りに中高生達も稽古に参加した。
ミット稽古、組手稽古後には幾つもの組手試合を組んで、仲間達や後輩達は見取り稽古に集中した。
今日の【MVP】は、まさに土屋賢太郎君だった。(中学一年生)
30人はいた今日の多くの後輩達へ、長年積み重ねている先輩の心技体の強さや威厳を示してくれていたという意味で。
稽古に参加していた全ての生徒達には、その意味が伝わっていたと思う。
俺が生きていて良い意味や、仕事が出来ている事、空手を通じて多くの子供達と関われる事には日々、自分自身が本当に全ての物事に対しての感謝が尽きない事も勿論の事、自分の過ごしてきた人生での多くの懺悔と後悔と向き合わなければいけない事だらけでもいて、そこを決して忘れていないから尚更という意味もあると勝手ながらに感じている。
稽古後、子供達全員に大事な話を沢山した。
子供達は常に多かれ少なかれ、何かしらの間違いや失敗を繰り返して成長するものだし、失敗してからこそ、初めて知れる事だらけの状態でしかないから。
ただ、何か間違いをしたり、何かの小さな嘘の積み重ねも含め、いずれは自分に何かしらの形で必ず返って来てしまう物でもあるから、健やかに成長する上でも、やがて心の部分で彼らが苦しい思いをしないようにと、子供達に物事を教えてあげられるのは、関わる全ての大人の役割りだなと、今は俺自身が染み染みと感じられながら常に過ごしてはいる。
彼らの将来に、何かしらが役立つ物になれば、それが本当に一番良い。
〈木曜日一般部クラス〉
二宮さん、星野さん、大舘杏紀さん、煤賀瑛心君が稽古に参加した。
基本稽古からしっかりと積み重ねた。
杏紀さん、瑛心君の、次に必要となる審査項目の上級型を繰り返した。
彼らの空手に対する気持ちや考えと、今現在のそれぞれの意思を聞きながら。
二宮さん、星野さんも全ての稽古を本当に真剣に取り組んでくれた。