◯ゅ◯ちぇる。

『いけぇ!! ◯ゅ◯ちぇる!』と、稽古中の彼に話し掛けて発破をかけると…

瞬時に、こちらを振り向く彼。

『好きじゃない…(◯ゅ◯ちぇ◯という、◯タ◯ン◯さん)』満面の苦笑いで、そう答えた彼。

満面の笑みを浮かべる彼の表情は、今でも入門当時の彼(小学1年生)と、何も変わらない。

茹で卵をむいたかの様なツルツルの肌と、可愛らしい笑顔がトレードマークだ。

彼の名は、飯酒盃龍君。(いさはい・りゅう)

◯ゅ◯ちぇるさんではない。

中学1年生になり、更にテスト前の為、稽古の回数は減ってしまったが、11月の秋季関東大会に向けて、少年部クラスから一般部クラスを連続で頑張っていた。