今の自分自身。【極真空手に対する気持ち】

2018神奈川県空手道選手権大会・第10回横浜カップへ出場した。 (2018/9/1)

収穫も反省も含めて、様々な事を感じ取れた事。

現在の自分自身の確認をする事が出来たと思う。

自分なりに幾つかのテーマを掲げて試合に挑んだ。

3月の千葉県大会、4月の全日本ウエイト制大会、7月の茨城県大会を経て、9月の横浜カップにも、常に自分自身と向き合いながら、様々な角度から見直しを繰り返して来れたと思う。

8月の茨城県大会後には、9月の今大会に向けて、空手技術ではなくて、修正をしながらも改めて試みていた部分があった。

先日の試合を終えて、多田将太朗君、湊さん、神代さんには、それについての所感を伝えた。

それとは別に、自分自身の中で一番のテーマとして、極真空手の試合に挑んでいる物が常にあり。

自分自身に、勝負の世界で戦う為の心構えを叩き込んで下さった黒澤浩樹先生の教えの一部分でもあり、今の自分自身が現役の選手として継続出来ている、大きな糧の一つともなっている物でもあり。  

【命のやり取りと思って試合場に上がる事】

我が師、黒澤先生からは本当に人生観が変わるような、更に多くの事を教えて頂いた。

本当に厳しい先生だったが、とてつもなく偉大であり崇拝した。

先生と出会い、様々な事を教えて頂き、今に至るまでの二十数年間を極真空手の一般選手権の舞台で戦ってきた。

自分自身、何のセンスも無ければ、選手として華がある訳でも無いし、努力も足りなかったし、自分自身の過去の試合実績には、満足感等は本当に微塵も無くて、何も満たされてもいない。

ただ…ここまで来ると、既にその部分の拘りだけでも無くなっていて。

30歳になるまでには、現役選手を引退しようと、漠然と考えていたはずだったが、気付けば既に42歳になっていた。

極真会館での一般選手権に出場が認められている年齢制限は50歳までと定められていて。

【あと、たったの8年間しかない…】

毎日毎日、本当にそれを考えて、焦りながら生きている自分自身がいて。

稽古を重ねる度、試合を重ねる度、気力が増している部分も最近は感じなくも無くて。

毎日本当に様々な事に満たされながらというか。

深い部分で物事を考えていたいし、勉強も沢山したい気持ちがある。

今の環境に感謝しなければと、常に感じて考えているが。

言葉にして感謝の気持ちを人に伝えるとかを昔から得意では無いけども、心の中では様々な人達へ対して、誰に何を感謝しているかは常に弁えてもいる。

仲間達であったり、支えてくれる方々であったり、多くの生徒達であったり、今の環境で仕事や空手をさせて下さっている田口支部長であったりと。

自分自身なんて、本当にいつどうなるかすらも解らないと常に考えてもいて、多くの不安や焦りもあるが、一生懸命に生きたいなとも常に考えているけれども、人間的に未熟でふざけてばかりもいて。

十代の頃の自分自身を考えると、よく…今の人生に辿り着いたなと、驚きの部分も本当に沢山感じる。

秋に行われる【第50回全日本空手道選手権大会】(2018/10/27・28)には、多田将太朗、永吉美優の2名の生徒達と自分自身も一緒に試合に挑む事となる。

男子・女子の各々の一般選手権の全日本大会へと、彼らが同じ日に揃って試合に挑む事も今年が最後になるかと思う。

また自分自身が、そんな彼らと一緒に同じ舞台へと挑めるのも、おそらくは今年が最後になるかと思う。

いずれ彼らが現役選手を引退しても、自分自身は体が動く限り、環境がある限りは、試合場で戦い続けていたいと常に感じて考えている。

もっともっと色々、自分自身の気持ちを吐き出したい衝動に駆られるが、全ての感情を文章にする頭の良さは無くて、歯痒くもどかしくもなるが。

人生の中で納得のいくまで、魂を熱く燃やし尽くす事が出来たら、本当に最高に幸せだなと常日頃考えている。

2018/9/5

金久保典幸