本当に…。

古い銭湯なんだが…

湯船が7つ程もあるし、とても良かった。

出る時に、風呂屋の番頭さんに話しかけられた…

『んー、本が好きなのぉ?』

『あ、はい…』

分厚い本を片手に持ちながら、尻ポケットに更にもう一冊、本を持っていたからかと思うが。

【その質問?…】そんな気分で銭湯を後にした。

こういうとこ、大好き。

特にカウンター席が好き。

『土建業の方? 住まいは?(住まいは都心にあると伝えると)…ここらに(東大和市)宿舎でもあるの?』女将さんらしき女性から話しかけられる…(2人の年配の女性が厨房にいた)

『ああ、はい…』

知らない人に、自分自身の事を聞かれるのは苦手だから、基本的に話さないし、人には話しかけない。

黙って静かに一人で飲んで酔うのが好きでいる。

ただ…

閉店近くに暖簾を潜り顔を出して、やはり別の日に早い時間帯にまた来るという事を伝えると…

『浴びるほど飲みたいの?一杯でしょう?大丈夫だよ!』

引き止められ、中に招き入れてくれた。

しかし…

牛スジ煮込み、凄く美味かったな。

チェーン店の居酒屋には、決して無い味だなと感じた。

また来たいなと思った。