確か、十日くらい前かな。
【サポーターのお金です…】と、彼が、少し照れ臭そうにしながら、お財布の中身を見せに来てくれた。
110円くらいを大切そうに見せてくれた気持ちが嬉しかったのと、とても微笑ましかった。
サポーターが欲しいから、貯金をしているんだと、彼のお兄ちゃんが教えてくれた。
【サポーター、一人で着けられるようになった?(うん…と頷いていた彼) 3分以内で一人で付けられる様になったら、サポーター買って貰ってね!もう直ぐだね!】と、彼に話したかと思う。
お兄ちゃんのサポーターで、既に装着の練習済みとの事。
彼はいつも先輩達にも可愛がられている。
ぼちぼち、サポーターを装着して組手を始められると思うし、来年春先には支部内組手試合に出場出来るはず。
絶対強くなると思う。
楽しみだな。
まさに癒し。