2020/9/3。①【木曜日一日】【生徒達】【稽古の意味】

幼年部達、本当に沢山の成長が見られた。

一人一人の性格をよく理解する事と、彼らのその日の心身の状態をよく観察する事。

空手を通じて彼らを成長させる事。

学校や幼稚園では決して習えない、感じられない物を、彼らが気付かないうちに注入し続けている。

大人になる為の思春期の成長過程においても、また将来、様々な部分において、必ず彼らにとって役立つ事でしかない。

長く続けていけばいくほど、更に深まる物だし、またそういう物だから。

ただ、一朝一夕ではない。

本当に。

少年部クラス後…

自分の稽古をしようと準備をしていると、なんと6、7年ぶりくらいに、青木ライネ君(17才)が、道場に顔を見せに来てくれた。

彼は、星野悠久君や、雨宮伶空君の同世代だった生徒だ。

彼のお兄ちゃんの、青木レオン君が入って来たのかと勘違いしてしまう程、顔も様子も似ていたけど、直ぐに弟のライネ君と気付いた。

湊さんのバイク屋さんで、バイクを修理して貰っていたか、新しいバイクを購入したかと話していたような…

随分しっかりと敬語を使いながら、会話が出来る様になっていたが、彼は元々、自分の気持ちを素直に話せる少年部でもあったが、性格は昔の明るいライネ君のままだった。

【ちょっと、サンドバッグ叩け、ライネ】と、彼に。

【気合いは?ライネ、いけ!】と、サンドバッグを一生懸命に打ち込む彼に、更に投げ掛けて。

【すげー、楽しい!!懐かしい!】と、彼が笑顔で叫ぶ。

彼は中学を卒業後、ずっと真面目に働いているとの事。

今後の彼自身の目標や、兄のレオン君の話も聞かせてくれた。

ライネ君も幼い頃から、すこーしだけヤンチャだったが、彼自身は慎重な性格だし、素直で気持ちがとても優しい。

元気そうで良かった。

19:00〜23:00稽古、指導。

今日の自分自身の確認と、心を鍛える為。

調子が良い訳ではないが、徹底的に追い込んだ。

今日は一般部に誰も来ないな…と、思いながら、大声でサンドバッグを叩きまくっていると、一般部クラスのギリギリの時間帯に、石河ローレンス君が、緊張した面持ちで一人、稽古に来た。

20:00〜22:00木曜日一般部クラス(石河ローレンス君のみが稽古に参加)

【ローレンス、良く来たな!偉いな…&、今日は、るーれん(ローレンス)一人だけだぞ!】

【るーれん、今日、稽古サボろうかなとか思ったんだろ?しかも道場来たら、他に誰も来ていないから、うわ…一人か…って、暗くなってたんだろ?】と、彼に話し掛けながら。

【あ…押忍、稽古はサボらないで、今日は必ず来るつもりでした…けど、誰もいないから、うわ…とは、思いました…】と、ローレンス君が答える。

【稽古に来て、うわ今日一人かってブルーに思ったら、逆にラッキーだと思う様にしな!いざ、稽古し終わったら必ず、あぁ今日稽古に来て、一人でも一生懸命に頑張って良かったな、って必ず思う物だし、実際に意味のある物として、今日休んでいる皆よりも更に強さも積み重なる物だし、一人だからこそ沢山出来る稽古もある訳だし、むしろ自分が高まるチャンスだなと思うように】と、彼に話しながら。

様々な内容で、徹底的に稽古を積み重ねた、ローレンス君。(パワーを付ける為、ウエイトトレーニングを合計6種目を多くのセット数、レップ数を行いながら)

中盤のサンドバッグ稽古では、これまでに無いかの様な、鬼気迫る気合いと必死の頑張りで、稽古を追い込んだローレンス君。

気持ちの籠る、素晴らしい頑張りだった。

一緒に稽古をしながら、常に彼とコミュニケーションを取りながら。

本当に純粋で真面目だ。

これからは道場稽古を、週に5日に増やすと決めたと話してくれたローレンス君。

彼は絶対に強くなると思う。

稽古後、二人で道場を掃除していると…

◯◯◯◯さんが道場に。

2020/9/3