2022/8/10。【水曜日少年部クラス/一般部クラス】【極真空手/東大和道場】【大舘杏紀さんの空手道】

〈水曜日少年部最初のクラス〉

5歳の幼年部達、すごい頑張った。

二人とも組手大好き。

サポーターの装着も、ゆっくりのんびり着けている高学年の先輩達よりも、むしろ全然早かったりする。

フィジカルトレーニング、補強稽古、対人稽古。(受け返し、ディフェンス稽古、スパーリング、組手稽古を全員で)

生徒達の沢山の成長を見る事が出来た。

稽古を通じてと、たくさん汗を流した稽古後の心身が磨かれた状態の時に、大事な話をしてあげる事も重要になる。

〈以下、水曜日少年部2クラス目〉

2クラス目には中高生達も稽古に参加した。

引き続きの対人稽古とした。(条件付きのスパーリング、組手稽古のみ)

男子達も女子達も全員が良くなっている。

1クラス目から参加していた生徒達には、全体の見取り稽古をさせながらも、人の動きを観察する事の重要性を説明した。

特に女子達が多くいたが、彼女達は男子達や後輩達の組手を観察しながら、見取り稽古の楽しさと大切さを説明すると頷きながら納得してくれていた。

白熱した攻防と、それぞれの課題と現在の心身の状態を窺い知る事が出来た。

2クラス共に全員が確実に高まれたと思う。

極真空手ならではというか、格闘技ならではでもあり、まさに武道としても尚更だ。

〈水曜日一般部クラス〉

金久保、星野君、丹羽さん、大舘杏紀さん、和田さんで稽古した。

昨日に引き続き連日の稽古参加となった、和田さん。(先輩達からのアドバイスを受けながら一生懸命に稽古を積み重ねていた)

大舘杏紀さんは、今日も3クラス目、4クラス連続参加という稽古量の為、一般部クラスではメニューを男子達とは分けながら。(ウエイトトレーニングをメインとさせた)

彼女は元々、組手がどちらかと言えば苦手、組手試合も然程興味もなく、少年部時代、数回出たという感じ。

週に3回稽古に来ていただけで支部内初級、特選クラスでは連続準優勝という感じだったが、その後は二週間、三週間、当たり前に道場に来なかったり、たまに何となく稽古に来て体を動かして、何となく帰るという感じの少年部時代だった。(中学二年生くらいまでは、そんな感じだった)

彼女に当時の話を聞くと、組手は苦手だったし、あまり稽古に来ていなかった時期もあるが、空手を辞めたいとは思わなかったという話を聞かせてくれる。

空手を続けさせてくれた両親に感謝をする事や、今それだけ一生懸命に頑張っているんだから、尚更、価値のある良い物にしていかなければいけないよという話を彼女にはよくする。

今ではこんなに稽古する生徒がいるのかというくらい、稽古したがりな性格でもある為、尚更、考えながら稽古に取り組み、稽古の質を上げる事を深々と説明している。

日頃から、最初の少年部クラスから来ている彼女だが、稽古を決して誤魔化したりもせずに全ての稽古を全力でやっている事と、補強稽古にしても、途中で遅れた回数やらも、皆が休憩中でも一人で必ずやり切るという真面目さがある。

今年4月の支部内交流試合では、高校生女子1〜3年生体重無差別の部で見事、組手試合での初優勝を遂げた。(日頃の稽古量を考えたら歳上の選手でも負ける事はないよと、とにかく自分自身に負けない事をテーマにと臨ませた試合だった)

ここから先は、行き当たりばったりの組手ではなく、しっかりと自分でも考えながら、心身のコントロールが出来る様になったら、更に鰻登りに強くなれると思う。

彼女には、その辺りの話を説明した。

続けたらいずれ一般部での緑帯、茶色帯もそう遠くもないなと感じる。

そんな杏紀さんだが、今年は幾つもの初の大舞台を控えている。

これまでと、今の杏紀さんを知る中で今後、何を目指させるかという部分になるが、彼女の生涯に役立つ物とさせる事が一番の目的で、極真空手や勝負の厳しさと尊さについて、まだまだ色々と教えてあげられたらと思う。

一生懸命にウエイトトレーニングに取り組んでいた彼女だが、日々の組手稽古の積み重ねにより、その両腕は本当に青アザだらけの状態だった。

もちろん彼女に限らずだが、生徒達全員の道場での空手での頑張りは全て、毎日、自分自身の目で見ているだけに、彼らの空手に関しては多くの事をきちんと理解はしているつもりだ。

約三週間ぶりに道場稽古に来れた、星野悠久君。

空手の稽古を楽しみながら、伸び伸びと追い込んでいた。

稽古後には、彼の学業や日常の話を聞く事が出来た。

彼にとっても、幼い頃から東大和道場で極真空手を学んだ経験や自信の積み重ねを、彼の今後の人生に役立たせて貰えたらそれが一番良い。

丹羽さんも忙しい合間に道場に来て、必死に稽古に打ち込んでいた。

真面目な人で、空手のポテンシャルも高く、まだまだこれから必ず強くなれるはず。

生徒達と一緒に稽古した。

【今日こうして、いつもとは違うメンバーで稽古した事の全てに大事な意味があり、稽古の中では意味のない何一つない】

稽古後に皆に話をした。

同じ空間で共に稽古をする事、汗を流す事。

全力で稽古が出来る環境がある事は、まさに幸せでしかないという事。