2023/4/4。【極真空手/東大和道場/火曜日少年部クラス/一般部クラス】【三軒茶屋道場/大坪航君の軌跡】

〈火曜日少年部最初のクラス〉

青帯の先輩、愛翔君、優しいな…

彼は後輩達にも本当に優しく教えられる。

言葉遣いや声のトーンが凄く繊細。

頼りになるし驚かされる。

日曜日の支部内交流試合に向けて、最初のクラスから先輩達は対人稽古をメインで。

激しく打ち合っていた、皆愛さん、涼香さん。(新小学5年生達)

日曜日の支部内交流試合では【特選クラス】と【特選エリートクラス】で共に優勝を狙う。

たくさん稽古を積み重ねて汗を流した彼ら。

〈以下、火曜日少年部選手Aクラス〉

これまでよりも難しい型で試合を目指す生徒もいる為、先ずは型稽古から。

フィジカル強化をテーマに。

日曜日の支部内交流試合と、月末の国際大会に向けて。

全力で追い込んでいた先輩達。

本当に頑張っているし、尽きる事のないヤル気というか。

国際大会では優勝を目指して頑張っている、和香奈さん。

優勝する実力もポテンシャルも、気持ちの強さもあると感じる。

時の運だけだと思う。

抜群のセンスで突き蹴りを叩き込んでいた、大地君。(日曜日の支部内特選クラスでは優勝を狙うとの事)

みんな明るい。

〈火曜日一般部クラス〉

石河ローレンス君、大坪航君、大河内悠多君、松川恭士君、太田涼介君、片野瑠己君、和気清大君が稽古に参加した。

約3年半ぶりに東大和道場に来てくれた、三軒茶屋道場の大坪航君。

昔、一緒に稽古していた仲間達との再会も喜んでいた。

昔から大河内悠多君とも、よく気が合い仲が良かった。

悠多君も先月、同じく3年ぶりに空手復帰をしたばかりだった。

幼い頃から一緒に稽古していた、和気清大君ともスパーリングした。

少年部クラスから、夜の一般部クラスまでの稽古に参加した清大君。

最後は【清大君の一発芸】で、先輩達や仲間達全員を笑わせてくれた。

何度見てもかなり面白い。

極真関係者でなくても、彼のその芸は雰囲気で笑いに持っていけるクオリティの高さだと思う。

ああいうのが出来るのも、まさに勝負度胸と変わらないと思う。

少年部時代から長年、一緒に本当に厳しい稽古を積み重ねた旧友の石河ローレンス君と、本当に久しぶりの組手で手合わせをした大坪航君。

今は大学受験と将来の目標に向けて日々忙しい為、ここ半年間は、運動は全く出来ていないとの事で、今日約3年半ぶりに東大和道場に来た彼だったが、道場を隈無く懐かしみながらも、とにかく楽しそうに仲間達との組手稽古を堪能していたのが印象的。

中学生達も空手の稽古を積み重ねながら、心身共に健全に育っているのがよく分かる。

有り余るエネルギーを道場に来ては常に発散しているし、彼らの表情にも明らかにそれが表れている。

それを継続しているうちに、自然と空手の実力も右肩上がりに伸びていける。

そういう物だ。

ラストは、全員でサンドバッグで追い込み稽古まで。

東大和道場と三軒茶屋道場の指導を行き来していた時期があり、航君が4歳の頃に、彼と三軒茶屋道場で出会った。

2011年の東日本大震災があって、節電の為、電気を暗くした状態の三軒茶屋道場で、幼年部達の中でも、本当に一番体の小さかった航君を、金久保がマンツーマンで指導したのが最初だった。(同じ日にいた、少し上の幼年部達は、田口支部長が同じ時間帯に隣の空間で指導担当されていた)

細くて本当に小さかった彼に空手の技を教えながら、彼のミットを持った記憶を今も鮮明に覚えている。

そんな大坪航君は、今月から高校3年生となり、将来の目標に向けて今は日々ひたすら勉強を積み重ねている。

金久保が東大和道場の分支部長となり、数年後には三軒茶屋道場での指導も完全に離れる事となった時に、最後の三軒茶屋道場での指導の際に、お母さんからその話を聞かされた彼が…

事の意味を理解して、慌てて道場に来た時の、まだ幼かった当時の彼が顔面蒼白になっていて…

三軒茶屋道場での最後の金久保の少年部クラスに来てくれた時の彼の表情を思い出すと、今も胸が苦しくなる…

幼い彼なりに、意味を理解しているんだなと感じた瞬間だった。

彼は当時、まだ小学2年生だった事と、同世代の子供達に比べると、体も小さくてまだまだ心も凄く幼かったから。

だけど…

完全に東大和道場に、シフトウエイトした金久保の所に、しばらくすると…

彼は毎週必ず、週に何度も三軒茶屋にある自宅から東大和道場まで出稽古に来るようになった。

小学2年生の夏休みの挑戦として、なんと彼は、お母さんを無しに三軒茶屋から東大和市まで、約一時間半を掛けて(自宅から東大和道場までドアトゥードアだと2時間弱)一人で電車で東大和道場へと来るようになった。(彼はその時の挑戦を夏休みの自由研究として、絵日記に記したのを覚えているが、素晴らしい内容で、それを知った当時の東大和道場の一般部の関係者が【凄く感動しました…】と、涙してくれた記憶がある)

最初はお母さんが、彼から気付かれない様に離れながら、航君の後から付いてきていたと思うが、気付けば彼は一人で、長年を東大和道場へと通う様にもなっていった。

この日、久しぶりに東大和道場に来た彼と、稽古前に一時間程、彼の将来についてじっくりと話をした。

何も変わらない素直で純粋のままの航君だった。

幼い頃から長年、必死に積み重ねてきた厳しい極真空手での経験と自信が、後々の彼の人生の本当に多くの手助けとなる事も本当に間違いない。

極真空手を通じて、そういう物を彼に指導する事が出来たと自負している。

真剣な気持ちで関わり続けた生徒でもあるから。

今後も彼を本当に応援している。

2023/4/4