無事に支部内交流試合が終わりました。
嬉しい事が沢山ありました。
今日は夜まで 試合を終えた生徒達と試合後の話をしました。
各クラスの合間に昨日の入賞者達の紹介を皆にしました。
出場した生徒達は一人一人全員頑張りました。
子供達は、見た目以上に試合の効果や何が足りなくて どうしたらいいか等をしっかり理解しています。
まず5年生特選クラスでは優勝、準優勝、第3位と出場した3人の生徒達が全員結果を残して来てくれました。
大混戦を制した拳三君は結果的には頭一つ抜けていましたし、準優勝の優希哉君、第3位の真聖君も強豪を破る等、素晴らしい戦いぶりで結果を残しました。
ただ 勝負の世界ではどんなに実力者でも簡単な試合は一つもありません。
彼は全日本青少年大会で号泣した悔しさを、一からやり直すという気持ちで支部内の出場を決意したんです。
特選4連覇が掛かり、負けるプレッシャーの方が遥かに大きかったはずです。
少年部の生徒達の夏の頑張りは半端ではありませんでした。
稽古中は、一切クーラーを付けずに皆必死に稽古を積み重ねてきました。
昨日の集合の様子や表情は皆 自信に道溢れていました。
そして昨日の初優勝で東大和道場の選手達を代表して敢闘賞を授賞した渚君。
全てのコートの試合を終えて彼の試合が昨日の最終試合でしたが、彼が初入賞、初優勝で試合を終えて本当に感動的で東大和道場の関係者からは大歓声と拍手喝采でした。
準決勝戦から自分は一人で涙ぐんでいましたが、決勝戦は更に凄かった。
(準決勝では身長差20センチ、体重差2倍の巨漢選手を鬼気迫る戦いぶりで勝利して、決勝戦ではリーチの長い長身の選手の攻撃をかい潜り、打ち勝ちました。)
あの試合の様子は彼だからこそ出来た試合だと感じました。
人を感動させる試合をするには、その人の持つ人間力や直向きさや、強い個性が必要になると自分は思います。(島根県から御孫さん達の試合を見に来られた御親族の姿にも今日は感動させて頂きました。)
彼は弟が先に優勝して選手クラスに参加する様になってから、悔しい思いと目標を持ちながら一年間を前向きに耐えてきたんです。
他のクラスでただ、ひたすら 真面目に全力で稽古をして来ました。
火曜日の少年選手クラスには試合での入賞者以上の生徒の参加を徹底しています。
今日から新たに3人の生徒達に選手クラスへの参加許可を出しました。
華恋ちゃんも感動的な試合を見せてくれました。
誰もが待望していた彼女の勝利でした。
優勝も視野に入る素晴らしい成長ぶりでした。
事前の少年部の稽古での試合形式の稽古で勝てる実感と喜びを掴ませていたので、もしかしたら?と感じていました。
結果的には決勝戦に駒を進めて、賞状はなかったにしても立派な準優勝なので今日から選手稽古への参加を許可しました。
本人はあどけない表情で少し驚いた様子と嬉しそうにしていました。
選手クラスの先輩達が拍手で迎えてくれていました。
たったの2試合であろうと、立派な決勝進出であり、自らの力で、一勝を勝ち抜きました。
人間一人に勝つ事がどれだけ大変な事か。
いつも皆にそれを話しています。
勝ち負けを含めて自分自身も、100戦以上を真剣勝負の舞台に立って戦って来ました。 (極真空手には全てを懸ける価値が自分にはありました。)
簡単な試合は一つもなかったので皆の気持ちも理解しています。
真剣勝負を経験した者にしか解らない境地だと自分は思います。
生徒達には試合の勝ち負けを当たり前に考えたり、また 軽はずみに考えて貰いたくない気持ちが常にあります。
それを皆にも伝えていけたらと思います。
試合に出場した全員に素晴らしい価値がありました。
皆 感動を有り難うございました。
最後に今日は子供達に「これだけ素晴らしい仲間達、信頼出来る仲間達と稽古をしている事に自信と誇りを持つようにと話をしました。」
「東大和の今ここにいる仲間一人一人の良い部分や、仲間の勇気を認めてお互いに信頼し合う事」を皆に話しました。
少年部達は日に日に凄い様子へと変貌を遂げています。