極真空手と自分の気持ち。

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休み明けの道場運営でした。

今日は少年部クラス前に、数ヶ月休会していた黄色帯のK君が、元気そうな様子で自分に会いに来てくれました。

久しぶりに見る彼の笑顔が嬉しかったです。

自らの意志で話を聞かせてくれました。

また道場に来てくれるようで、とても嬉しかったです。

「焦らず少しずつ好きな事からやろう、これからも何でも話して」と彼に話しました。

きちんと挨拶をして笑顔で帰ってくれました。

今日は審査用紙を数名に渡しました。

白帯のR君、真面目で稽古回数も多く毎日、日本語も学んでいます。

数ヶ月前よりも日に日に会話のやり取りが出来つつあります。

オレンジ帯を受けさせます。

今日は三軒茶屋道場からW君が2クラスを出稽古に来てくれました。

彼は関東大会に初挑戦します。

その為に東大和道場での厳しい稽古が必要との思いで、お母さんに話して自らの意志で来てくれています。

今日も度々 厳しい組手で涙を流しながら一生懸命頑張ってくれました。

自分が指導している技をいくつも取り入れてくれています。

東大和へ来てから以前にはなかった技を繰り出すようになりました。

頑張って欲しいです。

少年選手クラスは今日も激しかったです。

あの空間は皆の努力の証でもあります。

それと同時に、自分自身が厳しい稽古を毎日繰り返して数えきれない程、実戦での試合を経験してきたからこそ やらせられる物だと自負しています。

自分がこなせなければ あそこまでは子供達にも、やらせられないです。

自分は弱いです。

だから ずっと鍛えるし 試合にも挑戦しています。

自分の中での勝負は結果が全てです。

ただ自分は長年、世界のトップファイター達と必死に戦って来ましたし、勝った時もあれば負ける事の方が多かったかも知れない。

ですが、強い人間と戦う程に課題が見えて、また今の自分を見つめ直せます。

負けたら悔しさしか残りません。

ただ絶対に腐りませんし、次に繋げてまた頑張ればいい。

皆にはいつも、こんなニュアンスで話をしながら接しています。

今日は選手達皆に「出れる試合には出るべき、何故なら終わりはないし、これでいいという部分はない、それまでに知れなかった自分を知れる事や、次に繋げる為の課題にもなり糧にもなる」

「その中で、常に謙虚な気持ちと素直な気持ちを忘れない事」を皆にそれとなく話しました。

一番大切な事は自分自身に嘘をつかない事。

誤魔化さない事。

素直な気持ちや、誤魔化さない気持ちがなければ、知っている事を誰も何も教えてくれなくなる。

そんな話を皆にしました。

自分が長年経験して考えてきた事は「空手で失った自信は空手で取り戻すしかない、稽古で取り戻すしかない」この部分を長い間ずっと向き合って散々考えて来ました。

諦めず腐らずにひたすらやります。

夜 皆が帰り、一人でトレーニングをしながら そんな事を考えていました。

食事後、これから朝までトレーニングします。

次の目標に向けてやります。

自分が東大和道場を引っ張ります。

夜来てくれた荒木竜太郎君と、多田将太朗君達は これから一般選手権にチャレンジしていきます。

彼らには自分の経験している全てを伝える気持ちでいます。

彼らと同じ厳しい稽古を毎回こなしている壮年部の神代さんには本当に頭が下がります。

手合わせをしている者同士にしか味わえない信頼関係が必ずあると自分は思います。

だから極真空手は辞められないんです。