生徒達との距離。

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写真は中学生女子国際大会を三連覇して中学3年間を組手の戦いにおいては関東、全日本、国際大会での不敗記録を打ち立てた黒帯Mさんの「せたひがラリー」です。

せたひがラリー(1枚360回数を出席記録するとカードクリアです)

一般部からはやらなくても良いスタンプラリーを、彼女達は中学生になっても幼い頃からの習慣で付けています。

せたひがラリーを良く見ると…《国際大会で3連覇する》という目標が書かれていました。

《3連覇》の前には《2連覇》の文字を消した跡がありました。

本当に現実に目標を達成した彼女は尊敬に値しますし、彼女はそれだけの努力をしてきたからこそ為し遂げる事が出来たんです。

来年からは高校生の部で1年生〜3年生の女子混合の部での出場を視野に入れています。

今日は一般部女子は6人が集まり、稽古をしてくれました。

中学生のK君、T君も定期的に来てくれています。

彼らは少年部時代からの同期ですが 中学生、高校生達はある意味 長年続けるとお互いに信頼関係を大切にしていて幼馴染み的な様子があります。

本当に素晴らしいなと思いますが、とにかく素直で真面目な生徒達です。

今日も色々な事がありました。

道場を訪れて頂き、お忙しい中、貴重なお話をして頂いた方々に感謝しております。

ちょうど2週間程前から自分自身も生徒について色々考えていた部分なので、自分が考えていた事が間違いでなかったのだなと実感する事が出来ましたし、引き続き考えている事を実行します。

今日の少年部でも稽古をしながら様々な話をしながら稽古を進めました。

「何の為の空手か?」「何故、道場に来て厳しい稽古をするのか?」「試合を目指す者の意味」「相手の気持ちを察知して考えて行動する」等を話しました。

自分が生徒達に伝えられるのは 過去の自分自身の様々な経験であり、今後の自分の目標や、あるべき姿やら、様々な事を考えて指導したいなと常に考えています。

自分自身も人間としても常に変化をして行きたいんです。

全てに対して「全然まだまだなんだ」という焦燥感があり、また向上したい気持ちが常にあります。

毎日が自分自身も勉強なんです。

生徒達から学ぶ事も沢山あります。

高学年から中学生の年代が一番、思春期の部分に関しても色々な部分で変化をする年代だと自分は思います。

自分自身もエネルギーがあり過ぎて、反抗期が散々あったので彼らの年代の子供達の気持ちは手にとるように理解出来ます。

また今はそんな彼らの様子が可愛い物だなと思えます。

彼らは信頼関係を築けば どんなに怒鳴ろうと、厳しく叱ったとしても必ず伝わります。

自分は生徒達には間違えでなければ決して妥協はしないので本当に叱るべき時は、怒鳴り飛ばしたりする事も時にはあります。

思春期の反抗期等は道場に来たら一切受け付けていません。

それを抜きに、例えあったとしても道場に来たら心身をひたすら鍛えて学ぶ場ですし、反抗期やワガママな気持ちが簡単に通る程、甘い世界ではないからです。

時にここは引いたら 本人の為にならないという瞬間があります。

道場にきちんと通える生徒達は、遅かれ早かれ間違いはないと自分は感じて考えています。

何かの事情で道場を辞めないとならない場合は仕方がないですし、例えば飽きてしまい続かなかったり、価値観や性格に合わなくて空手を辞めてしまうのも時に仕方がない事もありますが、勿体なくもあり、自分としては全員をみていきたいと常に考えています。

道場でしか学べない心や様子が確実にあり、誇りを持って自分の空手を伝えていければと考えています。

自分も2週間程前から、ある生徒をみて、これは そろそろ変えないといけないなと思い、それまでにはなかった厳しさで叱り、彼が理解出来るように話をしました。

ただ 彼らみたいな生徒達は本当に愛情を持って、本人の為に本気で厳しく怒鳴り付けたり、叱って上から押さえ付けたとしても、こちらの心や真意が伝わると翌日や翌週には、少し照れ臭そうな様子だったり、また笑顔で、心を入れ替えた表情で道場に来てくれたりも実際にあります。

自分は仮にそんな反抗期の生徒達がいたとして思い叱り怒鳴り付けたとしても 信頼してくれている様子を観ると可愛いので 次に会うと新たに優しく受け入れます。

道場に頻繁に通い続ける十代の生徒達は間違いはありません。

本当に色々 考える事の出来た一日だったのと 違う立場の方々と共通の話題で話せた事をとても嬉しく思い、また参考にもなり、有り難い気持ちでした。