今日は1人の時間を大切にしました。
1人で物事を考える時間は貴い物だと自分は思います。
選手としての貴重な時間を後悔する事なく堪能していきたいです。
2012・全ヨーロッパ大会にて
中量級 イゴール・ティテゥコフ(ロシア)
軽重量級 ダルメン・サドブォカソフ(ロシア)
重量級 ゴデルジ・カパナーゼ(ロシア)
先日のヨーロッパ大会の各階級で優勝したロシアのトップ選手達です。
自分も彼らとは試合の場で、死に物狂いで戦いました。
全て再延長の7分間を戦い、ダルメン選手とは引き分けて、試し割り三枚の差で敗れました。
ティテゥコフ選手には、肋骨を折られましたが、旗が別れる最終延長まで戦い判定で敗れ、カパナーゼ選手には試合後、酸欠で一瞬意識が遠退きましたが自分が勝って壇上を降りました。
彼らは現在、世界トップのロシア選手達です。
ダルメン選手は今でも会えば、挨拶や握手を交わしてくれます。
昨年、全世界大会無差別の頂点にたった、タリエル選手とも戦いましたが、多くの強豪ロシア選手達と戦えたのが、今では人生の中での貴重な宝になっています。
逆に強豪達と散々 互角に戦いながらも自分は未だに たいした実績も残していなく、【一体、俺は何をしているのだろう…】という迷いや焦りは常にあります。
何故 大きなタイトルがとれないのか…
ずっと焦りがあり、自分へのコンプレックスでもあり、期待してくれている周囲の人達へ申し訳ない気持ちが常にあります。
しかし、空手を仕事として現役選手を続けられる事は本当に幸せです。
だから どんなに勝てなくても 悔しくても 絶対諦めないと決意しています。
試合に出続けられるうちはどんな小さな試合でも必死で戦いたいと考えています。
自分も日々、伸びている実感はありますし、今でも彼らと戦えば自分らしい戦いをする自信は常にあります。
彼らの活躍を知る度に、【俺は弱いし、どんな小さな試合であろうが大きな試合でも、まだまだやらないといけないな】と刺激を受けます。
諦めない事や、そんな気持ちを味わえる極真空手の素晴らしさを、生徒達にも伝えてあげられたらなと思います。