生徒達のミット。

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東大和道場では自分の考えでもあるのですが、子供達にミットを大切に扱わせています。

正直、東大和のキックミットも、ビッグミットも、ツギハギだらけなんです。

新しい物を購入も出来ますが 自分はあえて 古くなり逆に、子供達が叩きやすくしているミットを大切に使わせています。

彼等は東大和で使っているミットが当たり前であり、また真ん中が柔らかく凹んだミットが叩きやすいと話しています。

自分の中ではそれにも意味があります。

子供達の柔らかい皮膚が、新しい固いミットで表面だけを叩いて傷付かずに、また叩きやすく凹んだミットで深く本気で叩き込む事で、皆の体の筋力や、一発一発の技の威力を付けさせようと考えて使っています。

今では ミットがほどける度に少年部の先輩が喜んで補修してくれたりします。

愛着のあるミットを使わせる事と、自分達の大切なミットなのだという気持ちを学んで貰えればと考えています。

本当に使えなくなれば 新しいミットも購入します。

他道場から出稽古に来てくれた少年部の生徒が、東大和のミットをみて『あんなになるまで皆、沢山ミットで稽古しているんだね、だから皆強いんだよね…』と、東大和道場のミットを見て驚いていたそうです。

見栄えも勿論大切ではありますが、長く大事に使い込んだ物だからこそ愛着が沸き、大事に扱い、また本当に必死にそのミットで皆稽古をしています。

皆が一つのミットを大切に扱う様子に時々 胸を打たれます。