東大和道場。

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夜中1時に目覚ましをかけて エネルギー補給の軽食を済ませてから、午前2時から走り込みに行きました。

洗濯物を干して、1時間もするとパリパリに凍り付いてしまう寒さですが ランニングウェアのフードを被りながら走りました。

夜道を1時間走り、最後に誰一人いない場所で、200メートル程の全力ダッシュを10本行い、最後に補強をやりました。

疲れてきて質が落ちて来た時に「もっと出しきれ!今振り絞れ」と、ひたすら自分に言い聞かせながら繰り返しました。

真夜中の時間帯がとても神秘的であり、厳しいダッシュを繰り返すと自分自身と向き合えるのが とても好きです。

家を出る前は少し憂鬱になりますが 終わるとその充実感はたまらないです。

「俺が厳しい稽古をしなくて生徒達に指導が出来るか」とひたすら考えていました。

昔もっと若い時期は、ひたすら自分の為だけに稽古が出来たのですが 長年 趣味の領域を越えた選手生活を続けるには年齢を重ねる度に、精神的に限界がありました。

空手を仕事にする訳でもなく、働きながらや、アルバイトを掛け持ちして選手として強さを目指しながら「今の生活が、いつまで続けられるのか?」と、考えながら長年苦しい時期も過ごしました。

その狭間で本当に苦しんだ時期や、自分自身と向き合っても空手を好きで諦めない自分がいたから 今の自分があります。

長年、自分なりに苦しんだ気持ちは今、空手に関してだけは様々な事を、生徒達に伝える事で報われているのだなと思えます。

自分は弱いんです。

ただ空手に関してや、試合の舞台で戦う時には、少しでも自分の理想の姿に近付きたいと思って長年 稽古を続けてきました。

「俺の稽古なんて本当にやり込んでいるうちに入らないだろう、もっともっとやらなくてどうする?なんでこんなに俺は弱いんだ…」と、ひたすら自問自答しています。

空手には命を懸けていいんです。

何があっても、それくらいの気持ちで自分自身は空手と向き合いました。

試合実績は何ら 今も満足感はありません。

諦めたらそこで終わってしまいますし、もちろん試合が全てではありませんし、出来るうちはひたすら続けます。

ダッシュをしながら 腿裏や、尻の筋肉が契れそうになるまで体を動かしました。

自分は足腰の筋力や、持久力を一番大切に考えています。

人間が一番最初に衰えていく部分であり、一番苦しい稽古であり、終えると一番充実感がある稽古だからです。

最近の東大和での一般部選手稽古に自分も参加をしています。

若い生徒達から壮年部の方々まで度々 手合わせをしています。

痛くても 苦しくても、倒されても誰一人 嫌な顔をしないで皆 ついて来てくれます。

今の東大和道場は強いです。

昨日 皆さんには話しましたが 大人ですから お酒も飲みますし、年齢からくる身体の部分を考えたり、汗をかく事、好きな空手を続けていく為には普段からの水分補給をとにかくしっかりする事。

空手に関しては今の自分だからこそ伝えていける事はあります。

自分は子供達も一人一人 全員が好きです。

生徒達の実際の試合や、試合の映像をみたりすると、試合への気持ちの高め方、戦う志し、普段から自分が伝えているメンタルの部分を忠実に守ってくれて ひたすら一生懸命に戦う姿が本当に感動的です。

どんな習い事よりも 空手の真剣勝負の世界に関われる事の素晴らしさを子供達に伝えていきたいです。

あんなに一生懸命稽古をしているのですから これから少年部や十代の生徒達は生きていく上で、何をしても 何でも出来ると思います。

それくらい尊い素晴らしい稽古を皆はしています。

東大和道場のカラーを築いていけたらと思います。

写真は一番最初に道場に自主トレに来て、自らの写真が載ったワールド空手を購入して嬉しそうに眺める昨日のK君です。