極真空手。

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日曜日の昼間 三軒茶屋道場の里山先輩から電話を頂きました。

久しぶりに30分程 話しました。

里山先輩は現在、大学の講師の仕事に携わっておられて長年、三軒茶屋道場の職員として世田谷東支部を支えて来られた方です。

忙しい仕事の合間に、三軒茶屋道場では現在も土曜日だけ指導に入られています。

今は現役選手を引退されていますが10年近く、自分も一緒に先輩と稽古をしながら強さを求めて、共に手合わせをさせて頂きました。

一流の技術と独自の感性と努力で、第21回・全日本ウェイト制大会では中量級で4位に輝かれました。

先輩の引退試合となった綾瀬の東京武道館で行われた第9回・全世界大会の日本代表最終選抜戦大会では、自分は先輩のセコンドにつきました。

舞台に上がり、試合を待ちながら名前を呼ばれる際に、【引退】と決めた最後の戦いを覚悟する里山先輩と目が合い、自分に頷く先輩の表情に武者震いをしたのを覚えています。

今でも当時の先輩の表情を思い出します。

自分が別の支部から世田谷東支部に移籍して来た際に、見学に向かった三軒茶屋道場で最初に対応して下さったのが里山先輩でした。

真っ直ぐに相手の目を見つめて、心で会話をする人です。

先輩と一緒に挑んだ、第21回全日本ウェイト制大会で自分は重量級にエントリーしましたが、全ロシア大会・重量級3位の、身長2メートル、115キロの強豪選手と死に物狂いで戦いました。 

あの試合は自分の中でも思い出深い試合でもあります。

無差別で行われた第11回・全関東大会を優勝してから最初の試合となったのが、第21回全日本ウェイト制大会の重量級での試合でした。

舞台に上がる瞬間、不思議と何も怖さがなく、自分のその時に持てる全ての気迫と空手を出し切れた試合でした。

自分がロシア選手の胸板を叩く度に、会場の歓声が自分にも聞こえてきました。

倒される事もなく最後まで必死に戦い、試合は残念ながら負けてしまいましたが、舞台を降りる際に近くで目に涙を浮かべて頷いてくれていた里山先輩の表情が思い出されます。

そんな熱い先輩ですが、久しぶりに色々話を出来て嬉しかったです。

写真は空手が大好きで 一日に3クラスを参加する事もある幼年部オレンジ帯のR君です。

4月には支部内交流試合に初出場する予定です。

優しいお母さんに見守られながら いつもひたすら一生懸命道場で稽古をしています。