正道会館のトップ選手達との試合について書きます。
他流派団体の強豪選手達ですが、自分は過去に4人の選手達と戦いました。
いずれも極真会館の全日本ウエイト制大会か、秋の全日本大会での対戦となります。
正道会館・無差別全日本王者の加藤達哉選手。
正道会館・無差別全日本、第3位の福永選手。
正道会館・全日本ウエイト制中量級王者の安田選手。
そして先日、大阪のウエイト制で戦った正道会館・全関西王者の石橋選手。
いずれの選手達との試合も思い出深い一戦となります。
正道会館の選手達の印象は、極真の選手達の戦い方とは少し異なる印象はあります。
なかなか言葉にして印象を伝えるのは難しいのですが、まず彼らは皆、的確なコンビネーションを得意とし、確実に相手を効かせに来る堅実な組手が特徴だと感じます。
その中でも、極真会館の第37回全日本大会で第4位となった加藤達哉選手だけには勝てませんでした。
加藤選手との試合時には37回全日本大会の10日前に肋骨を骨折してしまい、当日は痛み止めの注射を打ちながらの大会でした。
いざ試合が始まると さほど気にもせず初戦を勝ち上がり 加藤選手との対戦では突っ込んで、真っ向勝負を仕掛けて負けました。
ある程度、怪我を庇いながらの組手ではありましたが、いずれにしても当時は今より、凝り固まった組手をしていた時期なので勢いはありましたが、怪我がなくても当時の加藤選手には負けていたかなとは思います。
当時は肉体的にもパワーが付いて、昔のサイドステップを忘れていた自分にとって加藤選手との戦いを機に、原点に戻り、サイドステップの重要性を再認識しました。
他の3名の選手達には勝てましたが、どの試合もスリリングな試合ではありました。
ロシア選手や正道選手と戦う時は独特な緊張感もありますが、凄くスリリングで、怖くもあり、楽しくもあります。
先日 戦った正道会館の石橋選手はまだ20歳で勢いもあり、強敵ではありましたが経験を武器に戦いました。
攻撃力も気持ちの強さもありましたが 真っ向からガツガツと打ち合いながらも冷静に分析をしながら相手の穴を見付けました。
3回戦となる次の試合で自分は、世界大会現日本代表の鎌田翔平選手に破れましたが、一戦一戦全てが経験であり、とことん分析をして また次に挑みます。
それが楽しくもあり、勝負の世界のたまらない魅力でもあります。
ひたすら自分を信じて続けます。