〈水曜日少年部クラス〉
小学一年生の女の子が体験に来てくれた。
水曜日の少年部クラスでの長めの稽古時間を、最初から最後まで一生懸命に稽古してくれた。
運動神経も良かったのと、物怖じしない明るさや前向きな様子がとても立派だった。
頼りになる先輩達が沢山いてくれて、幼い後輩達をリードしてくれる事も、いつも凄く有り難い。
〈以下、水曜日少年部2クラス目〉
零士君、大和君、彼らは苦手な事も手を抜かずに、最後まで真剣にやり抜く集中力がある。
来ている皆が心身共に強くなる場に。
みんな良い表情だ。
片岡結斗君の真の強さと逞しさを、仲間達の前で説明した。
彼は日頃から稽古中は特に、余計な事を基本的に話さない、どんな稽古でも不平不満を一切口に出さない事や、何を促しても表情を変える事すらなく、黙々と次にやるべき為の行動が出来る。
彼の積み重ねた強さと、才能の一部分でもあると思う。
本当にカッコよくて立派だし、彼は仲間達や後輩達にとっても、いつも凄く良い手本となる存在でもある。
結斗君には本人なりの課題が勿論あり、心身共に強くなる為に空手の稽古を積み重ねている訳だが、彼のその様な模範となる姿は、仲間達や先輩後輩達の全員が見習うべき部分だと思い、その部分を皆に話をした。
小学一年生から空手を積み重ねてきた彼は、現在中学一年生。
年内に一般部5級の昇級審査を勧めている。
〈水曜日一般部クラス〉
金久保、大舘杏紀さん、煤賀瑛心君、和気清大君、煤賀南羽さんで稽古に参加。
緑帯以上の審査の見極めを兼ねて。
型稽古の後は、スパーリング、組手稽古を全員で。
2クラス分の稽古として行った。
厳しい対人稽古を、黙々とこなした中高生達。
みんな立派。
毎回の稽古の中で、必要な気付きを伝える事、促しをしていく事。
稽古を積み重ねて継続している生徒達にとって、確かな意味のある物とさせていく事。
彼らが大人になった時に、本当に深い部分で、長い間に積み重ねた極真空手の稽古と武道の意味を分かる時が必ず来る。
学校生活や日常生活の中では、なかなか学べない部分でしかないから尚更。
簡単な事を何となくやっている訳ではなく、彼らが積み重ねている日々の厳しい稽古にはそういう意味や価値がある。
彼らはみんな実力も伸びている。
女性としての肉体的強度への気遣いは当然あるものの、大舘杏紀さんに対しては既に、現役選手時代の高校生当時の永吉美優さんと同じくらいの強度で手合わせをしている。
本人が、より深い部分で考える強さを身に付けたり、競技として勝つ為の試合運びの上手さを研究して身に付け、今後も今のペースで空手の稽古を積み重ねる事が出来たら、今現在、出場している高校生女子のカテゴリーでも、その後も一般女子のトップ選手へと辿り着く可能性すらあると感じる。
杏紀さんは、既にそのくらいに心身共に強い。
明るくてマイペースな性格も、彼女の強み。
みんな大量の汗を流し、真剣に稽古をしていた。
心技体を鍛える場に。