所用で恵比寿に来ていたので懐かしさから、ある場所を思い出しました。
帰りがけ無意識に1人でその場所へ向かって歩いていました。
恵比寿駅から数分の場所に毎週土曜日の自主トレで、当時の道場の仲間達と死にもの狂いで稽古をした公園があります。
ここでの思い出や出会い、別れ等は一生忘れる事はないと思います。
雨の日も雪の日も一年中、道場以外でもひたすら外で稽古をやりました。
自分の体力やスタミナと、諦めない気持ちはこの当時の稽古が そのまま今に活きている部分が多くあります。
外で狂ったようにビックミットやキックミットを叩いて蹴りました。
何時間も本気で大声をあげていたので、当時その近辺では近所の方々からも良く知られていました。
夕方、先輩の自宅に集合してまず恵比寿から代官山公園まで走りに行き、ダッシュや補強を行い、帰りはまた恵比寿まで3〜4人で競争して帰ってきます。
本番となる稽古は恵比寿の公園に戻ってきてからでした。
いまだに付き合いをさせて頂いている先輩の大きな背中の後ろに、ぴったりくっついて帰りがけのランニングコースを本気で競争しました。
二十歳前後は面白いように日に日にパワーが付き、スタミナがつくのを実感した記憶があります。
ウエイトトレーニングも、ジャンピングスクワット等の補強も今の3倍はやっていました。
とにかく体力をつける事と、気持ちを強くする事ばかり考えていました。
緊張や恐怖感を感じない人間になる事が強くなる事だと勘違いしていた時期でした。
今考えると純粋だったのだなと思います。
キツかったですが本当に楽しかった。
毎週土曜日になるのが待ち遠しかった記憶があります。
今から17年程前です。
公園は当時と比べて風景や地面が変わっていましたが、不思議な感情と懐かしさが甦りました。
あの場所での出会いや稽古がなかったら今はなかったかも知れないなと思います。