2016西東京都大会へ向けて。【東大和道場 少年部 出場選手 紹介】

   
 
金曜日の少年部のクラス前に今日も、自主トレを重ねていた高橋光鷹君と、ローレンス君。 

厳しいメニューを、二人で一生懸命に行っています。(自主トレ後には、少年部クラスへも参加) 

組手も御互いに、ガチンコ。(真剣勝負)

■高橋光鷹君。【2015支部内5年生特選クラス優勝(11月)】

東大和道場の5年生からは、高橋光鷹君が、一人で出場予定です。

全力で挑んで貰えたらと思います。

6年生の重量級、軽量級の各カテゴリーへ、東大和道場から6名の選手達が出場予定です。(この学年のカテゴリーには、世田谷東支部から東大和道場の選手達のみのエントリー)

文字通り、世田谷東支部6年生【最強】のメンバー達が挑戦します。

■雨宮伶空君。【2015支部内6年生特選クラス優勝(11月)・第5回横浜カップ第3位】

■星野悠久君。【2015支部内6年生特選クラス第2位(4月)・2015第7回横浜カップ第3位・2015茨城県大会(上級の部)第3位・2015支部内6年生特選クラス第3位(11月)】

■川内翔太朗君。【2015支部内6年生特選クラス優勝(4月)】

■坂本元輝君。【2015支部内6年生特選クラス第3位(4月)・2015支部内6年生特選クラス第4位(11月)】

■土方蓮斗君。【2015ビギナーズカップ優勝・2015第23回全関東大会ベスト16】

■井上彪雅君。【2015茨城県大会(ビギナーズカップ)第2位】

3月6日(日)の、2016西東京都大会は、関東大会や、国際大会の王者達が集う、超ハイレベルな大会となります。

支部を代表して、少年部6年生最後の大会に挑む彼ら。 

悔いの残らない試合に。

凄い戦いになるかと思います。 

東大和道場。【初代スーパーエリートクラス】

   
    
    
    
    
   
19:20〜20:40初稽古となる【スーパーエリートクラス】

雨宮伶空君、星野悠久君、川内翔太朗君、坂本元輝君の4名が参加してくれました。 

【スーパーエリートクラス】のスタートとなります。 

高学年から中学生を対象として、自分が考えて開設しました。

様々な思いと理想を元に、始めました。 

先ずは彼らが全員、喜んでくれた事。 

責任感と誇りを持って、新しいクラスへと来てくれた事。 

星野悠久君は、他の習い事の時間をずらして、このクラスへ備えてくれました。 

川内翔太朗君も、今まで来ていなかった曜日に、遠くから自転車に乗り、来てくれました。 

雨宮伶空君、坂本元輝君は、毎週月曜日に来ていましたが、更に稽古時間を増やして、新たなクラスへ参加してくれました。

今日の感想を自分ながらに一言… 

【物凄く意味があり深く、とても価値のあるクラスになる】

それを感じています。

やってみて…本当に良かったなと。 

東大和道場の少年部達の中から選び抜いた精鋭達です。

多くの少年部達から、この4名を選抜した事にも明確な理由があります。

深い部分を考えています。

簡単に語れない部分がありますが、選び抜かれた彼らには誇りを持って貰いたいと思います。 

また、それだけの価値のあるクラスにします。 

稽古の内容は特別な内容は行いません。 

ただ、彼らのレベルと意識までに達した生徒達にしか、行えない稽古となります。 

直向きさと、経験と希望、彼らに高い意識と、遣り甲斐を持たせる事。

自分の中でも今日は、想像を遥かに上回る手応えがありました。

今日、初めて体感して貰った新しい稽古にも、彼らは、驚きと楽しみな笑顔を見せていました。 

このレベルまで長年、必死に積み重ねた生徒達の特別な空間にしたいなと考えています。 

中学生以上の年代からは、一般部となりますが、月曜日の【スーパーエリートクラス 】だけは、少年部クラスの高学年の選り抜きの彼らや、今後の彼らのレベルに値する中高生達のみの空間としていきます。 

彼らの親友でもあり、一つ年上の荒木拳三君も、希望があれば参加して貰います。(拳三君に関しては、極真会館の中学1年生での、2015国際大会王者でもあり、彼ら4名の、長年の同期なので、いつでも参加可能とします) 

彼らが強くなれば、東大和道場の先輩達でもある、多田将太朗君や、永吉美優さんとも、いつか一緒に高いレベルの稽古を積み重ねる事も出来るようになるかと思います。

その頃には全員が、凄いレベルになっています。

また今日の4名は、その頃には黒帯を取得しているかも知れません。

色々な流れを作りたいんです。 

色々な事を思い描いてもいます。 

今日の【スーパーエリートクラス】では、凄い手応えを感じ取れた濃密な時間でした。 

長年、毎日、自分が見てきた生徒達ならではの特別なクラスとなります。

自らも色々と考えていかないといけない時期にあり、深い考察が必要になり、また皆を導いていきたい。 

新たな【東大和スタイル】としていきたいと思います。 

《2016国際大会 出場予定選手》

   
    
 
■平石千賀【2015支部内3年生女子特選クラス優勝・2015第5回神奈川県大会優勝・2015第7回横浜カップ優勝・2015第13回静岡県大会準優勝】

■雨宮伶空【2015支部内6年生特選クラス優勝(10月)・2013第5回横浜カップ第3位】

■川内将太朗【2015支部内6年生特選クラス優勝(4月)】

■星野悠久【2015支部内6年生特選クラス準優勝(4月)・2015支部内6年生特選クラス第3位(10月)・2015茨城県大会第3位・2015第7回横浜カップ第3位】

■高橋光鷹【2015支部内5年生特選クラス準優勝(4月)・2015支部内5年生特選クラス優勝(10月)】

■鈴木嵩人【2013第1回全東京都大会第3位・2014第22回全関東大会第3位・2015西東京都大会優勝・2015第7回横浜カップ優勝・2015支部内4年生特選クラス優勝(10月)】

■服部諒太朗【2014支部内3年生特選クラス優勝・2015支部内4年生特選クラス優勝(4月)第23回全関東大会ベスト8・2015支部内4年生特選クラス準優勝(10月)】

…この3ヶ月、本当に必死に稽古に取り組めたら、全員が国際大会での、トップへと登り詰められる可能性のある逸材達です。 

少年部の御父兄の皆様方、彼らを道場稽古へと是非、沢山、足を運ばせてあげて下さい。

稽古には来たら、来た分だけ、彼らは伸びます。 

4月に、彼らは極真空手の、少年部最高峰の大会へと挑みます。 

幼い頃から、続けて来てこその、現在の彼らですが、少年部は6年間の期間がありますが、彼らの一生のうちに何度、経験出来るか解らない限りのある、名誉ある大会でもあります。

昨年2015年は永吉美優さんが、国際青少年大会で【5連覇達成】の快挙を成し遂げました。

荒木拳三君が、初の国際大会王者へと輝きました。(現在6年生の雨宮伶空君達が今年、迎える国際大会の年代となります)

永吉美優さん、荒木拳三君に共通するのは、少年部時代に本当に毎日、稽古をしていた事です。

今年2016年、彼ら全員の活躍に期待しています。 

そして、永吉美優さんは現役高校生ながら、今年4月に行われる一般選手権女子の【全世界ウエイト制大会】中量級のカテゴリーへ、挑みます。 

4月には是非、東京体育館へ足を運んで頂き、上記の選手達の応援を宜しくお願い致します。

■2016国際青少年空手道選手権大会、一般女子全世界ウエイト制大会は、4月16・17日(土・日)東京体育館にて開催されます。

■永吉美優さんが、2015・ワールドユースエリート大会15〜17歳高校生女子+50キロ級において、日本人初の高校生世界大会2連覇を達成!!【国際大会5度目の優勝を達成する!!】

 

  

    
■2015,11月23日(月)東京千駄ヶ谷の東京体育館で、第12回国際青少年空手道選手権大会が開催されました。

【15〜17歳高校生女子+50キロ超級の部】において、当東大和道場の永吉美優さんが見事に優勝しました。

永吉美優さんは、2015年(4月)、2015年(11月)と、高校生女子のワールドユースでの世界大会2連覇を達成しました。 

高校生女子の、このカテゴリーでは、今年4月の国際大会での優勝も永吉美優さんが日本人初となり、今日の2連覇での快挙も初となります。

今大会も、初戦から決勝戦までの全ての試合を、圧倒的な本戦5-0での優勢勝ちを繰り返して、他を寄せ付けず盤石の強さで優勝を飾りました。

2015年8月には、体重無差別で行われた【一般女子・全日本空手道選手権大会】へ出場すると、2015年11月の【一般女子・全世界空手道選手権大会】の現日本代表選手達を2名、破りながらの第3位を獲得しました。 

今大会は、現役の女子高校生として【ワールドユースエリート大会】に挑むもの、同世代では既に、無敵の強さを身に付けている永吉美優さん。 

大舞台での真剣勝負の場でも、自らの組手でのテーマを、実戦の試合場で遂行しようとする直向きさ。

来年以降の永吉美優さんの活躍には更に期待が寄せられます。 

■2015年11月23日(月)、高校生女子ワールドユースエリート大会15〜17歳+50キロ級での、世界大会2連覇達成おめでとうございます。

永吉美優さんは今大会での優勝を含めて、中学生時代からの3年間無敗記録と、高校生女子国際大会2連覇を含め、国際大会では5連覇の偉業達成となります。

ライバル編3。【4年生特選王者決定戦】

   
   

  
4年生特選クラスは、実力者の2人が決勝戦を争いました。

【2015世田谷東支部内交流試合4年生特選クラス】

優勝 

鈴木嵩人(東大和)

準優勝 

服部諒太朗(東大和)

前回、前々回と、この学年の特選クラスでは優勝2連覇を達成している服部諒太朗君。

初戦はシード。 

準々決勝戦では強豪の一角、大坪航君(三茶)と3度目となる対戦を本戦5-0で、ライバル対決を制する。

準決勝戦は、2015西東京都大会3位の強豪と対戦の末に本戦5-0で勝利すると、特選3連覇の掛かる決勝戦へ進出した諒太朗君。

今大会の優勝候補大本命の【大魔人】鈴木嵩人君。

2014第6回横浜カップ、2015第7回横浜カップで優勝2連覇、第22回全関東大会3位、第1回全東京都大会3位、2015西東京都大会優勝。

今大会は昨年から、支部内交流試合の出場規定が変わり、そのタイミングを縫って久しぶりの出場となった鈴木嵩人君。 

幼年部、小学1年生と、支部内初級、特選ともに優勝を連覇している彼は、その後の支部内交流試合へは、出たくても出れずに来ました。

組手試合の経験を積みたくても、なかなかタイミングが合わず、全関東大会、地方大会では、結果を残すもの、国際大会では毎回、2回戦で国際大会王者と対戦して無念の敗退を繰り返していました。 

白帯の頃から鈴木嵩人君も、服部諒太朗君も指導して来ましたが、初めて会った彼らの様子も鮮明に覚えていますが沢山の思い出があります。

彼らも順調に強く育って来ました。 

鈴木嵩人君には、出れるタイミングにあるのだから、稽古の一貫として、また実戦で色々と感じる為に、支部内交流試合への出場を進めました。

結果的に出場して良かったです。

実力で言えば勝って当たり前の中で、そのプレッシャーを乗り越えたら、後々の彼の経験になり、更に精神的にも強くなれると考えて、彼にそれを伝えて来ました。

3試合の全てを、技ありを含む本戦5-0優勢勝ちと、技あり2つによる一本勝ちのみ。

予想通り磐石の圧倒的な強さでした。 

道場での最近の組手稽古では、上段廻し蹴り、上段膝蹴りを5発、繰り出せば、5発とも全て当たる的中率までに、必殺の上段を放ちながら磨いていました。

4年生の彼が、稽古で放つ上段系の技の数々は、同学年の強豪達が誰も受けられない、5年生、6年生の特選クラスの先輩達にも度々命中していた。

今大会、実戦の試合でも、それを証明してみせた。 

来年以降の全関東大会、国際大会でも優勝を狙える逸材へと成長しつつある鈴木嵩人君。 

来年からも更なる【大魔人】旋風を巻き起こして貰いたい。

4年生特選クラスで激闘を繰り広げた飯酒盃龍君、鈴木心君、初級クラスで準優勝した有馬悠翔君も今後に期待です。 

行く行くは皆、今の東大和道場の6年生達の様になる事も間違いないです。
  

 

ライバル編2。【5年生特選王者】


【2015世田谷東支部内交流試合5年生特選クラス】

優勝

高橋光鷹(東大和)

決勝戦での延長戦終盤…起死回生の右上段廻し蹴りが炸裂した…

物凄い打撃音と共に会場が湧いた。

本部席で、大きな声を上げてしまう程、驚いた。

決勝戦開始から【必ず勝つだろうな】と観ながら見守っていた。

身長で10センチ、体重で20キロも光鷹君を上回る、大きな強豪を相手に、必殺の上段廻し蹴りを決めて、特選クラスでの【初優勝】に輝いた瞬間だった。

まさに【起死回生】の上段廻し蹴りだった。

(本戦0-1)(上段廻し蹴りによる技ありを含む延長戦5-0優勢勝ち)

初戦、準決勝戦ともに、打ち合いでも圧倒、常に上段廻し蹴りによる技ありを含む判定勝ちで決勝戦に進む。

彼にとって組手試合での初優勝の瞬間だった。

前回、前々回と、特選クラスでは常に準優勝だった。(延長戦、主審による2-3で優勝を逃したり)

稽古は、みっちりと、やり込んで来ていたので、最近の組手の強さを含め、間違いなく優勝すると感じていました。

彼にも、それを語りかけて来ました。

最近では1学年年上の、6年生特選クラスの強豪達を押し込む瞬間も沢山あり、必殺の上段廻し蹴りを度々放ち、決めていました。

彼はセンスがあり、器用ですが、基本的に大きな相手とも正面から打ち合いながらの、真向勝負の組手をします。

幼い頃や、中学年の頃まで組手では、よく泣いていました。

一緒に空手を頑張っていた、お兄ちゃんが野球の道に進むも、『沢龍(お兄ちゃん)の分も空手を頑張ります』と彼は自分に話し、一人で空手を続けて来ました。

諦めずに続けていたら、特選クラスで結果を残し始め、関東大会等の大きな大会でも勝ち星を獲得して緑帯を取得しました。

彼が今年、このタイミングで特選クラスで優勝したのは本当に価値があります。

彼は来年、6年生になります。

東大和道場の少年部をリードしていく立場になります。

2学年上の荒木拳三君、1学年上の杉浦翔君、雨宮伶空君、川内翔太朗君、その次に現在、5年生の高橋光鷹君が続いていきます。

光鷹君は、とにかく穏和で優しい性格です。

幼年部、低学年の頃には年明けになると、正月に餅を沢山食べて、顔がふっくらして、笑顔で道場へ来ていた印象があります。

あどけなかった彼が、逞しくなり、成長していく姿、特選クラスでの激戦を圧倒的な強さで制していく姿に涙が出そうになりました。

6年生の【最強決定戦】に匹敵する、熱さでした。

何故なら、彼らは幼い時期から空手を積み重ねて来て高学年になり、世田谷東支部の最強を競うまでに育って来た経緯に、やはり込み上げる物がありました。

低学年から高学年に到るまでの全ての生徒達、それぞれに全てのドラマがあります。

感動を生むのは、彼らの長年の努力、生徒達の成長、日頃の直向きさから来る部分です。

来年は、更に逞しく成長した高橋光鷹君に、東大和少年部の後輩達を牽引させていく事をイメージしています。

彼には来年、国際大会へ出場させる事を考えています。

彼へ…『自らの努力と実力で掴んだチャンスと、国際大会への出場権利があるのだから、もう少し強くなってからと、先伸ばしにするのではなく、目は高く目標を定めて、今からそれに向けて、また必死に努力も出来るし、目標を高く持つから更にヤル気も出て強くなる訳だし、来年は、必ず国際大会へ挑戦するべきだよ、先伸ばしにしたら、更に1年先になる訳だから』と話しました。

起死回生、必殺の上段廻し蹴りと、今後の彼の大きな挑戦。

更に本物の【光る鷹】になって貰いたいです。

彼と同学年の特選クラスに出場した、石河ローレンス君にも是非、光鷹君に追い付いて貰いたいです。

『こーよー(光鷹)と、戦いたいです…頑張ります』と、いつも笑顔で、天真爛漫なローレンス君。

彼も これからです。

彼らは同じ小学校の同級生であり、親友でもあります。

ライバル編1。【世田谷東支部内 少年部 最強決定戦】

   
  
    
 
2015年10月18日(日)城西世田谷東支部内交流試合が終了しました。

支部内【6年生最強決定戦】予想通り、また予想を上回る、ハイレベルな戦いの数々でした。 

本当に凄かったです。 

【実戦】の試合場でしか観れない緊張感や、選手達の意地と執念が、選手達から垣間見えます。

そこに感動が生まれます。

トーナメントの14人中、8人が(東大和道場)でしたが、誰が【優勝】するかは、自分も予想出来ませんでした。  

試合は当日の体調や、その日の調子と運不運、何が起こるか解らない事を含めて【絶対】という事が、実際に解らないからです。

【2015世田谷東支部内交流試合6年生特選クラス】

優勝 雨宮伶空(東大和)

準優勝 川内翔太朗(東大和)

第3位 星野悠久(東大和) 

第4位 坂本元輝(東大和)

東大和の誰かが、必ず優勝するのを前提で、皆を盛り上げて来ました。 

皆に事前に話したのは『東大和の6年生特選の皆が万が一、負けて、違う選手が優勝したら、物語りにならないんだよ…笑』 

そんな話しもしました。 

皆、数ヵ月間、この試合に懸けて来ました。 

それくらい重要で大事な試合だったからです。 

何故なら、小学生、少年部の間の最後の支部内交流試合になるからです。

今の支部内交流試合の4年生以上の特選クラスのレベルは関東大会、国際大会に匹敵するレベルです。

荒木拳三君【2015中学1年生の国際大会王者】も、5年生の秋まで、支部内交流試合に出場して来ました。 

【特選クラスを4連覇】をした2ヶ月後の秋季関東大会で、第3位に初入賞して支部内を卒業して、翌年から本当に彼の快進撃が始まりました。 【5大会連続優勝で国際大会王者へ登り詰める】

拳三君の1学年下の今回の6年生達にも同じです。 

【支部内は出れるうちは出るべき】

そんな事を話して来ましたが、彼ら(雨宮伶空君世代)の学年は、殆どの支部内特選クラスを小学生の6年間を毎回、東大和で独占して来た経緯があります。

今回、出場した8名の東大和の生徒達は、特選クラスでの優勝、入賞を繰り返し、県大会での入賞、関東大会での入賞、ベスト8クラスを積み重ねて来ました。 

雨宮伶空君、星野悠久君は国際大会も経験しています。(伶空君は国際大会では毎回3回戦進出するもの国際大会王者に敗退等) 

彼らの国際大会でのカテゴリーでは、4試合を勝ち抜き、初めてベスト8です。 

伶空君は、国際大会王者を相手に、延長戦までの接戦も経験して、僅差の判定までに国際王者を追い詰めた事もありました。

それらを含め、彼らが、どれだけのレベルにあるかが解ります。 

今回、第3位の星野悠久君(東大和)は、今年の試合では4大会を全て入賞となりました。 

西東京都大会(2月)、支部内交流試合特選クラス(4月)、茨城県大会(8月)支部内交流試合特選クラス(10月)。

強豪ながらも、まだ優勝経験が無い彼は【本物】の価値がある、今回の支部内特選クラスでの【初優勝】に懸けて来ました。 

今回の特選クラスで、準優勝をした川内翔太朗君【前回の特選クラス優勝】。 

彼も関東大会では毎回3回戦くらいまで勝ち上がる強豪です。 

パワフルな組手と、破壊力抜群の下段廻し蹴りと膝蹴りを武器に、決勝戦まで勝ち上がりました。

今大会の第4位 坂本元輝君【前回の特選クラスでの第3位】。

空手歴で言えば、彼らの中では一番短い。 

東大和道場へ入門して来たのは、彼が3年生の頃だったでしょうか。 

とにかく一生懸命に、ひたすら毎日の稽古を積み重ねて来ました。 

今では、補強稽古等の基礎体力も、東大和道場少年部の中でも一番かと思います。

毎日、ひたすら努力して、この世代の仲間達に追い付きました。 

大接戦の末に延長戦で、坂本元輝君に惜しくも敗れた土方蓮斗君(本戦0-0)(延長戦1-4)。 

蓮斗君は初戦で、坂本元輝君が、過去に3回も敗れている強豪に延長戦で競り勝ちました。(本戦2-0リード)(延長戦4-1) 

初戦の対戦相手は、蓮斗君よりも、身長で16センチ、体重は30キロも重い選手を、真っ向から打ち破りました。【対戦相手は2015ビギナーズカップ優勝】 

自分は蓮斗君なら、必ず止めて、勝ち上がると思っていました。 

井上彪雅君も初戦を勝ち抜き、準々決勝戦で川内翔太朗君に挑みました。 

宇津木海斗君も、強豪を相手に勝ちにも見えた試合でしたが惜しくも判定敗退。

阿部紘鏡君も、特選クラス常連の田無道場の強豪を相手に、果敢に挑みました。(主審による0-3で敗退)

東大和6年生のベスト4が揃いました。 

試合前には、全員が【優勝】を狙っていると話してくれました。 

今にして思うと毎回、悲壮な表情で…

『…絶対に僕が勝ちたい』『絶対に優勝します…』『…国際大会出ているのに負けられない…』と、ひたすら呟いていたのは伶空君だった。

実際に初戦から、鬼気迫る凄まじい気迫と、大きな気合いを発して対戦相手をことごとく完封して勝ち上がりました。 

今までの彼の試合の中で、一番凄い気迫だったかも知れません。 

6年生の中では、決して大きくない、むしろ小柄な体格の彼が一番、オーラを放っていたかも知れません。(伶空君は身長142センチ、体重は35キロ) 

怪我の為、得意の左の突き技を稽古では封印していました。 

しかし決勝戦では、その痛めていた得意の強烈な突き技と、これでもかという気合いを発していました。

同門の親友でもあり、強豪の、川内翔太朗君との決勝戦では、雨宮伶空君が(本戦2-0リード)(延長戦4-1)で激戦を制しました。 

【6年生最強】【支部内少年部の最強】を見事に勝ち取り、優勝に輝きました。 

同学年の【核弾頭】杉浦翔君がいなくなり、伶空君が新たなリーダーとして、周囲の皆をリードして来た事。

彼の空手に対する気持ちや努力、後輩達への優しさや、リーダーシップを含め、各分支部道場の中で、各1名に贈られる敢闘賞でもある【せたひが賞】を彼に贈りました。

彼は涙を溜めていました。 

自分は6年生達のこれまでの長年の努力、幼い頃からの彼らの成長に、自分も彼らの全試合に涙が溢れそうでした。

凄かったです。 

全員、本当によく頑張りました。 

皆、本当にお疲れ様。

こんなに一人一人が個性のある、強豪達へと育てられた事や、皆に出会えた事を嬉しく思います。 

自分自身も一生の宝になるかと思います。 

自分が東大和道場へ来た時に、彼らは小学1年生でした。 

伶空君達の世代は、白帯か、オレンジ帯だった。 

拳三君は、2年生の青帯の線無しだったかな。

全員、空手でも本当に逞しく成長しました。

彼らの極真空手と、彼らの少年部時代に、みっちり関われた事を本当に嬉しく思います。

凄い逸材達を指導出来て幸せだなと思います。

■永吉美優さんが【極真祭】一般選手権女子 全日本大会での無差別級において第3位に輝きました!!

  

  
■8月23日(日)京都府立体育館において行われた【極真祭】に東大和道場の、永吉美優選手が出場、一般選手権の体重無差別の全日本大会において第3位を獲得しました。 

体重無差別で行われた、今回の全日本大会には、今年秋に体重無差別で行われる、2015全世界大会女子一般選手権の、現時点での日本代表選手8名のメンバー達が、揃ってエントリーするという近年稀で、ハイレベルな大会となりました。

永吉美優選手は現在、高校2年生であり、今年の春に行われた2015国際大会の高校生女子【15〜17歳女子重量級】で世界一の栄冠を勝ち取りました。

高校生女子の【重量級世界大会王者】という実力と、実績を一般選手権への切符として今大会へ、エントリーしました。

スケールアップを感じさせる、パワフルで緻密な組手へと変化を遂げて、大舞台へ挑みました。

初戦を、心身ともに落ち着いた堅実な組手で、難なく突破。(本戦5-0優勢勝ち)

続く準々決勝戦は、大会前から関係者、メディアの間で注目されていた、2015USウエイト制軽量級王者、2015全日本ウエイト制大会軽量級王者の、小田ゆきな選手(広島支部)との対戦。

一般選手の間でも、現在、注目株で勢いのある小田選手は、秋の2015世界大会日本代表選手でもあります。

対する【スーパー高校生】と、呼び名のある永吉美優選手。

【どちらが本物のハイキックの使い手か?】

注目する関係者達の見守る中、戦いは、永吉選手が先手先手で試合を常にリードしながら、難関を見事に突破。(本戦4-0優勢勝ち。この時点でベスト4入賞も確定) 

続く準決勝戦の対戦相手は、2014・2015全日本ウエイト制大会 重量級の連覇王者でもある田中千尋選手(大阪支部)との対戦。

常に、先手先手の力強い組手で、チャンピオンを追い続ける永吉選手が、後半には激しいラッシュを仕掛ける。(本戦1-0で永吉選手がリード)

延長戦では、前蹴りでボディを効かせる場面もあり勝利まで、あと一歩へと迫りながらも、ベテランの経験の前に惜しくも判定敗退を喫する。 

続く【第3位決定戦】は、上段廻し蹴りによる、一本勝ちのKO率の高い、世界大会女子軽量級王者でもある太田菜月選手(総本部)との対戦。  

必殺の上段廻し蹴りを唸らせて、激しいパワーで前に出る永吉選手。 

永吉選手のパワーに対して、逆に前に出ようとする太田選手が【押し】による反則を繰返し、減点で永吉選手の優勢勝ちへ。(本戦5-0で永吉選手) 

これにより見事、無差別の一般女子全日本選手権大会で、永吉美優選手が、第3位を獲得しました。 

現在、まだ高校生ながらも、一般の全日本大会への出場を経験すると共に、秋の無差別で行われる、一般選手権【2015全世界大会】の現日本代表決定をしている選手達の2名を退けての、見事な、第3位入賞となりました。 

【一般女子全日本大会での優勝】を目指す永吉美優選手の戦いには、今後も関係者、メディアからの注目が集まります。 

2015【極真祭】一般女子全日本大会(体重無差別)において見事、第3位に輝いた永吉美優選手、おめでとうございます。 

■2015【極真祭】 

一般女子全日本空手道選手権大会(無差別級)

第3位 
永吉美優【城西世田谷東支部】

正道会館選手との試合について。【覚悟】

正道会館のトップ選手の板谷泰志 選手との一戦について綴らせて頂きたいと思います。

第32回 極真会館 全日本ウエイト制大会の軽重量級【80〜90キロ級】で自分の初戦の対戦相手としてトーナメントに組み込まれていたのが正道会館の板谷泰志 選手でした。

板谷選手は2014年の正道会館の9月の全日本大会でも準優勝をされていて、過去には正道会館の全日本ウエイト制大会の軽重量級(80キロ〜90キロ級)のカテゴリーでも連覇を重ねられていた選手です。

極真会館の第22回全日本ウエイト制大会の軽重量級において、並みいる極真の猛者達を退けて、その大会での決勝戦では、極真の木立選手によって止められ、準優勝を納めていた他流派の強豪選手でした。

他流派の選手による極真の決勝戦進出で、あわや極真の全日本クラスの【優勝】受け渡しかと危ぶまれた大会でもありました。

板谷選手は極真空手の関係者の間では、誰もが認知している正道会館のトップであり、看板選手の一人です。

今から10年前。

極真会館の第22回全日本ウエイト制大会。

板谷選手を決勝戦で止めた極真の木立選手と戦って、準々決勝戦で自分は敗れました。

延長戦での0-4でした。

結果はベスト8。

自分の初戦は、後の第10回全世界大会第3位になるロシアの強豪、ゴデルジ・カパナーゼ選手との対戦でした。

死に物狂いで戦い、再延長戦を5-0で制しました。

その後の2回戦を勝ち上がり、3回戦は日本代表の野加久詞 選手を延長戦で破り、木立選手との対戦まで辿り着いた大会でもありました。

当時の自分は29歳でした。

スタミナやパワー、肉体的な強さは、おそらく、人生で一番のピークの時期だったかも知れません。

それでも実際に戦い、極真のレジェンドでもある木立選手を崩せませんでした。(延長戦0-4敗退)

その時の大会の準優勝者が正道会館の板谷選手でした。

当時のベスト8の選手の中で、自分が一番当たりたくないと感じていた選手でもありました。

身長186センチ、体重は90キロ。

板谷選手は当時の極真の全日本ウエイト制王者や、日本代表選手達を上段膝蹴りと、左右の廻し蹴りで次々に倒して決勝戦まで勝ち上がった選手でした。

ずっと戦いたくない相手でもあり、現役の間は戦わないかなと秘かに考えていました。

今回のトーナメントを観た時に…

【もう、ロシアと正道の選手を俺に最初に当てるのを良い加減にしてくれよ…】

と呆れながらも【もうこの際、何でも良いか】と半分以上、開き直れました。

過去に2分の試合時間の間に強豪を薙ぎ倒してきた板谷選手の左右の上段膝蹴りで俺も倒されるのか…

試合前には色々な不安とプレッシャーがありました。

ただ、自分は正道会館や、ロシアのトップ選手達を実際に沢山、試合でも止めてきた。

そう考えたら、そういう意味では今回もあまり恐く無かったです。

極真の世界大会のトップに行くようなロシアのトップ選手達と、ことごとく戦ってきた経験を考えると正直、日本人に恐さは感じなかった。

【強さ、恐さ】

この部分は日本人と海外のトップ選手とはまるで異なります。

自分は過去に、大した成績を納めてはいませんので不甲斐ない限りではありますが、戦いにおいてのその部分は実際に感じています。

様々な長年の経験と思いが交差した板谷選手との初戦からの対決になりました。

自分が掲げていた今回のテーマは。

【昔のように、ひたすら前に出て仕掛ける】

【ただの玉砕ではなくても、自分から攻め続ける】

この2点に絞りました。

【玉砕】【猪突猛進】【相手の出方を観ながら攻める】

この3つはやらないと決めて挑みました。

覚悟は決めていました。

関係者の誰もが…【金久保は板谷には勝てないな…】と感じていたかも知れないですし、最初から何も期待もされていなかったかも知れません。

それくらいにネームバリューが違い過ぎてはいた。

実際に初戦で、簡単に勝たせてくれる対戦相手ではありません。

ただ【俺も極真にまだ期待される部分が多少なりともあるなら、やってやろう…】と考えていました。

事前の骨折の怪我もあり、当日はテーピングと局部麻酔をして挑みました。

試合当日も今も【ぼりぼり骨が動く様子はあります】

ただ、それは試合の勝ち負けには関係ないんです。

選手達は時に皆、何処かしらを痛めて挑むのが試合でもあります。

試合2日前に【この状態で板谷選手と初戦か…棄権したいな…】と考えていました。

気付いたら朝のアップを終えて試合会場にいました。

骨折の診断書を用意して、メディカルで他の選手達に隠れてテーピングを施して貰いました。

試合前には稀にある事でもあるので、そんなに気にはなりませんでした。

今回の怪我とは別ではありますが【死んでも仕方がない】

過去にも、この覚悟で常に空手の試合へ挑んできました。

実際に自分は過去に命を落とし掛け、一生空手は無理だとも言われた事もある中で懲りずに今に到るので、ある程度の覚悟は人よりはあるつもりです。

今大会…初戦で舞台に上がる直前に…

田口支部長が本部席から自分の所へ来て下さりました。

『死ぬ気でいけ…何も考えるな!』

その言葉で、自分も目の色が変わるのを感じました。

【死ぬ気で攻める】

覚悟を決めて舞台に上がりました。

…試合後に舞台下で、次の対戦相手を観察する自分の元に板谷選手が挨拶に来てくれました。

自分としては、偉大な選手に対して有り難い気持ちのみでした。

初日を終了後、自分が泊まっていたホテルのエレベーターに乗り一階に降りると…

扉が開き、たまたま目の前に板谷選手がいました。

『まさか、ここで会うなんて不思議ですね…』

と言われました。

自分も何を話したら良いか解らず『いま、帰りですか?』

ホテルへ今、帰って来たのかを聞いたつもりでした。

『明日までいます』と、笑顔で言われました。

自分よりも3つ年齢の若い板谷選手ですが、普段は本当に優しい清々しい方でした。

命懸けで、対する価値のある素晴らしい対戦相手と戦えた事に本当に感謝しています。

恐くても自分の拳と、長年培ってきた過去の空手を信じた結果でした。

勝てて、大きな声で吠えたい気持ちを抑えながら、舞台の階段を降りました。(少し吠えていたかも知れません)

ロシアの強豪フセイン・エリハノフ選手を破った瞬間の興奮にも似ていた。

現役の間での板谷選手との戦いも燃え盛る魂の一戦となりました。