〈土曜日少年部最初のクラス〉
ノコギリクワガタに指を挟ませようとして、何度も指を引っ込める仕草がとても可愛らしかった。
男の子達の癒しの空間。
基本稽古、補強稽古、フィジカルトレーニングと、みっちりと稽古を積み重ねた。
【自信】の意味を、深い部分で皆に話しながら。
〈以下、土曜日少年部2クラス目〉
対人稽古のみを、最初から最後まで全員で。
一人一人が全員、本当に良かったし頑張っていた。
山崎心音君(小学6年生)、素晴らしい躍動感と気合いとヤル気で、ひたすら仲間達をリードしていた。
7月31日には、彼に初めて極真空手を教えて下さった立川道場の根本師範にも会えるかもと話すと、嬉しそうにしていた心音君。
根本師範は、金久保自身が十代の頃からの昔の道場での直々の大先輩でもあり、約3年前に、根本先輩から山崎心音君を紹介されて、東大和道場で引き継ぎ、彼に極真空手を指導してきた経緯がある。
〈土曜日一般部選手稽古〉
金久保、湊さん、神代さん、中城さん、多田君、星野君で稽古に参加した。
対人稽古の組手稽古をひたすら繰り返した。
2時間近く、組手稽古していたと思う。
全員が必死に稽古を積み重ねられたと思う。
【稽古は、結局は自分自身と向き合う為の物でしかないという事、道場に来れば、本当の意味で強くなりたいという同じ志を持った仲間達がいてくれるという事、それを日々の皆の心の支えにするべきだし、いざ仲間達を通じて心技体を鍛える事が出来る、そういう事をきちんと理解している事が凄く大切で、何も考えていないで厳しい稽古を積み重ねていると、苦しいだけの物になってしまいかねなく、ただ苦しいだけの物では最終的に決して続かないし、稽古に本当の意味を見出せなくなる…これだけ高め合える仲間達がいてくれる事が幸せな事であり、それをやれるのだから、各々の人生の自信としていく事が理想だ】と、稽古後に皆に伝えながら。
極真空手は武道であり格闘技な訳だし、稽古は当然に厳しい物ではある。
突き詰める程に、本当に自分自身と向き合う為の物でしかないよと。
実際に稽古を積み重ねて継続していると、染み染みとその意味が分かるから。
俺自身も稽古はキツい。
だけど楽しくて仕方がないと感じられるし、物凄く幸せだなと心底感じているし、仲間達には常に感謝の気持ちでいる。
いざ稽古がやれなくなったらと思うと、怖くて仕方がないし、自分が稽古をやらなくなったら、生きる意味すら見出せなくなるだろうし虚しいだけだろうなと。
仲間達と厳しい稽古を共にすると、日常の余計な感情を捨て去る事が出来て、というか、厳しい稽古の中では、そんな事すら考える余裕すらなくなり、またそれが凄く幸せな事であると感じ、仲間達を通じて多くの事に気付かされ、自分自身の生きる糧にする事が出来る。
こんな充実感は、実際にそれをやっていないと、なかなか味わえる物ではない。
2022/7/2