〈木曜日少年部クラス〉
100分間の稽古。
準備体操、基本稽古、フィジカルトレーニング、サンドバッグ、ミット稽古までを全員で。
みんなメッチャ元気。
彼らの体力も集中力も賢さも、全てをレベルアップさせる気持ちで。
子供達の指導で大切なのは、必要な言葉の投げ掛け以外は、焦らずじっくりと彼らの様子を見守る事。
空手の稽古に関しては年間を通して毎日、子供達を常に観察している為、誰に次に何が必要か、今何をやらせるべきかを全て把握している。
少年部クラス指導後、所用を済ませて19時からは自主トレ。
ストレッチを入念に終えてから、サンドバッグで追い込み稽古。
徹底的にやった。
肉体的にも可能な限り、必要最低限の稽古の強度を保ち強さを維持し続ける事。
まだまだ抗い続ける事。
されど常に多くの事を覚悟して、稽古には取り組んでいる事。
体の内部にも常に意識を高めて耳を傾け、様々な知識と必要な物を取り入れている事。
毎年毎年、稽古を積み重ねる度にそのような感覚も更に増してきた。
あと数年を戦い終えたら、選手としての現役は終えるつもりでいる。
簡単な事ではない為、そこまで保てるかすら実際に本当に分からない。
物理的にも肉体的にも、何かがない限りはやり続けるとは思う。
極真空手で一般選手権大会での現役選手生活30年間を全うする事。
あと僅かとなる数年。
やりきりたい。
〈以下、木曜日一般部クラス〉
石河ローレンス君、煤賀南羽さん、片野瑠己君が稽古に参加した。
縄跳びから。
ウエイトトレーニングを軸に。
4種目をセット数に分けて彼ら全員で。
全てのトレーニングを終えた後は、ローレンス君、瑠己君はラストはサンドバッグの追い込み稽古まで。(少年部クラスで追い込んでいる南羽さんは、オーバーワークにならないように最後はじっくりとストレッチまで)
彼らとコミュニケーションを取りつつ。
生徒達と一緒にウエイトトレーニングを積み重ねながら。
掃除後はローレンス君から、今の彼の日常や、今後の彼の目標や夢についての話を沢山聞かせてもらった。
彼が9歳の頃に、フィリピンから初めて日本に来た数日後には、日本語を全く何も知らないまま、東大和道場に空手の体験に来て出会った頃の素直で純粋なローレンス君は今もそのまま。