極真空手 東大和道場 火曜日一日。【多田将太朗…永吉美優…】【等身大の自分自身】

11:00~13:00三茶にて職員ミーティング。

16:45~19:30少年部2クラスを指導。(東大和道場)

20:30~22:30一般部選手クラス。(稽古に参加)

多田将太朗君、永吉美優さんのみの為、彼らと一緒に稽古に参加した。

シャドー、スパーリング、組手稽古を中心に。

今の極真会館の流れの中で、今の彼らの様々な空手を感じ取る事を考えていた。

彼らは極真会館の一般選手権で活躍している、有望な若手選手達でもある。

彼らを通じて、自分自身の稽古を兼ねる部分も勿論あった。

共に汗を流して、今の彼らを知る事。

稽古を通じて、【等身大】の自分自身を彼らに曝け出す事。

その中で御互いに、今の自分自身を感じながら確認をしながら、稽古を通じて各々のテーマを追求していく事。

彼らへと、深い部分で幾つかの話をする事は出来たと思う。

自己満足と言われてしまえば、それまでかも知れないが、生徒達には、特に相手を思い遣り、今の本心で自分の気持ちを話す様にもしている。

彼らの組手稽古の相手は、まだ出来る。

それが、いつまで出来るのかは実際に解らないし、多田将太朗君や、永吉美優さんの様な逸材達と、一体…あとどれくらいの時間を、彼らと共に空手の稽古を出来るか解らない。

いつも、本当にそれを考えていて。

それは彼ら同士も勿論、同じだ。

【時間が限られている】

彼らには、後々の空手以外での人生にも、無限の可能性があり、いつまでもずっと同じ目標を目指しながら、同じ空間にいられる訳ではなくて、今の時間が永遠には続かないからだ。

20歳以上の年齢が離れた生徒達と、同じ物を共有出来る事が、どれだけ幸せな事か。

自分自身は、40歳当時に出場した【第48回全日本空手道選手権大会】での、ロシアの、【ゴデルジ・カパナーゼ】選手との試合で、当時の自分の魂と心の全てを、彼にぶつけながら出し切れた部分はあるし、それは本当に一生の宝だなと思っている。

もう、あれ以上の気持ちで挑める試合は無いと感じたのは、人間は歳を重ねる中で…気力よりも先に、実際に肉体が衰えていくからであり、あの当時40歳の自分自身が、若い全盛期の30歳だった【極真空手最強の外国人選手】と言われた、カパナーゼ選手と戦える最後だろうなと感じていたから。

ただ、42歳になった現在も、気力ばかりは、何故か衰えてはいない部分も少なからずある。

故障もあり、実際に年々、つまらない怪我や、昔では考えられなかった様な怪我も増えてはいるし、思うようにならない事もあり。

20代の頃の感覚で、稽古や試合を重ねているのも当然あるかとは思うが。

だけど、技や体力に限らずとも、伸びている部分も確かにあると感じられて来た事もあり、だからこそ辞められないし、追求していられる部分もあり、それは本当に幸せな事なのだなとも思う。

生きる中で、自分自身のやりたい事を出来ているし、実際にしているから。

一般選手権の舞台で、今年秋に行われる2018【第50回全日本空手道選手権大会】へと、多田将太朗君、永吉美優さんと自分自身が揃って出場出来る事すら、人生の中では今年が最後となる。

失敗が許されないし、大事に稽古を積み重ねて、大事に慎重に当日を迎えたいと考えて止まない。

自分自身が現役の選手でいられる間に、彼らの一般現役選手生活と交差する事すら、本当に貴重な事で、そういう気持ちの部分を、彼らには伝えたいなと、最近では更に本心で、今の等身大の自分自身で生徒達と接する様にしている。

そうでないと本当に伝えたい部分は、生徒達へは、やはり響かないし、言葉ではないし、言葉にしかならないからだ。

将太朗君、美優さん、彼ら本当に良い表情をしていた。

26:00食事。

何故か、懐中電灯を持ってきている… (無意識と意図的の半分くらい)

まだ、はえーとは思うんだけど、一応、持っているだけ。

なんか、そわそわしてるから。

日中から、落ち着かない気温になってきたし…

【気力と体力の限界】には、ならないと思う…

昆虫って。

【お爺ちゃん】あ…【お婆ちゃん?】になっても、多分、止まないだろう。

あの感動は。