〈水曜日少年部最初のクラス〉
俊人君に新しい道着を渡せた。
とても似合っていた。
凄く真面目。
多くの稽古内容で全員が頑張っていた。
毎日が子供達にとっての大切な勉強となる場面ばかり。
俺自身にとっても勿論、勉強ばかり。
〈以下、水曜日少年部2クラス目〉
2クラス目では、フィジカルの底上げをテーマに。
ラストは全員でミット、サンドバッグでの追い込み稽古まで。
誰も止められないというくらい、物凄い勢いで稽古していた彼ら。
強くならないわけがない。
極真空手の稽古って本当に凄い物でもあり、子供達は将来、その意味を理解出来て繋がる時が必ず来る。
ただ厳しい、ただ激しいだけの物でも何でもなくて、子供達の心身に染み付いていき、何よりも一番は、彼ら自身の心に宿る物となるから。
〈水曜日一般部クラス〉
金久保、多田君、大高さん、石河ローレンス君、大舘杏紀さんで稽古に参加した。
千葉県北支部で、長年の稽古を積み重ねてきたという大高さん。
さすが極真空手の黒帯有段者という技量。
まだまだ伸びしろだらけだなと感じながら。
東大和道場に来た事で、また更に強くなれたという物に出来ればと思う。
2クラス目では、更にウエイトトレーニングを積み重ねた、石河ローレンス君、大舘杏紀さん。
金久保の稽古には、多くの稽古内容の全てを、多田君がサポートしてくれた。
11月20日(日)【第54回全日本空手道選手権大会】に向けて、最後の追い込み稽古でもあった。
2クラス分の稽古を終えてから掃除後も、多田君と多くの話をしながら。
現役選手でいられる間に、荒田選手と戦える機会とタイミングが来た事を本当に嬉しく思い。
俺が今現在、極真空手を続けていられる事自体も、本当に奇跡に近いと思っていて、そういう事を知り、振り返り、心底それを感じるほどに、自分自身が辿ってきた、全ては決して人には言えない様な過去を、多田君には6、7割は話してきてもいる。
墓場まで持っていかなければいけない過去も、これまで生きてきた中には本当に沢山あり、【皆、そういう物を抱えて生きている物なのかな?】と、男女関係なく、人々と接する度に、常に本当に好奇心に駆られるのが勝手な現実で、いざ周囲の人々とじっくりと接していると、そうでもないのかなという事と、いざ、違いを感じる事が沢山あり。
自分自身が生きていられる意味を、日々、本当に常に考えたりもするけど、何となく解決出来たりする物でもないし、決して単純な物でもなくて。
【今日、死ぬかもしれない…だからこそ、今やるべき事、やれるべき事は出来る限り真剣にやる】を、常々思い。
【多くの後悔と懺悔の毎日】そんな感覚でしかない。
俺の生きてきた過去や多くの過ちすらも、常に真剣な気持ちで話を聞いてくれて、それでも【先生】【生徒】として、普通に会話をしてくれて、俺に接してくれる多田君。
彼には長年、本当に感謝の気持ちしかない。
今日の稽古を終えて。
極真会館の重量級世界王者の荒田選手に失礼のない様に、彼との試合には命懸けの気持ちで臨めたらと思うし、一日一日を積み重ねて、先ずは彼の前に向き構えられる事。
今はその気持ちばかり。