〈土曜日少年部最初のクラス〉
体験に来てくれた男の子。
まだ4歳の彼は、緊張しながらしばらく俯いていたが、クラス中盤以降は最後まで一生懸命に皆と空手の稽古が出来た。
見学や体験に来てくれた幼い子供達が、最初から色々出来なかったり、泣いてしまうとか、入門しても数ヶ月間は皆と稽古に混ざれなかったりなんていうのは、指導する側からすると本当に何て事はなくて、それこそ数ヶ月後、一年後には何かが急に出来るようになったりも当たり前に起こり得る為、親御さん方が焦らなくても全然、大丈夫なように指導は出来る為、そこら辺は何も問題ですらない。
空手を指導するのが仕事な訳で、幼い子供達が泣いても何をしても、その先々が分かっているから楽しい感覚でしかない。
子供達自身に空手自体が合う合わないは勿論別としても、いざ道場に来て体験なり稽古なりをするようにさえなれば、空手が本人に合わないから辞めるとかも基本的にはほぼ無い。
周りの子供達や先輩達を見ていれば、それも一目瞭然で、子供達が空手の稽古を通じて楽しく逞しく成長していけるように指導をしている。
それが仕事だから出来ないとおかしい。
〈以下、土曜日少年部2クラス目〉
皆とコミュニケーションを取りながら。
国際大会出場選手達へ、競技ルールの判定基準の変更に関して、資料を元に話し合いを含めてじっくりと彼らに説明をした。
〈土曜日一般部選手稽古〉
金久保、湊さん、中城さんで稽古した。
2週間後の中城さんの国際親善空手道選手権大会に向けて、ひたすら追い込み。
湊さん、中城さんの頑張りを感じながら。
それぞれに話をして二人にアドバイスをした。
対人稽古でさんざん汗を流した後は、全員でウエイトトレーニングと補強稽古をじっくりとこなして終了した。
長い年数を仲間達と共に極真空手の稽古を積み重ねていられる事を本当に幸せにしている。
良い稽古が出来た。
仲間達に感謝。
あ…
あと、深夜2時、俺のLINEの着信が鳴った。
◯◯◯さん、◯◯◯◯さんからの電話だった。
30分近くは話をしたと思う。
◯◯◯◯さん達も皆いたみたいだ。
古くからの親しい友人達にも近いかな。
楽しそうだったな。
連絡をくれた事が嬉しかったし、元気そうで安心した。