ライバル編1。【支部内6年生特選クラス】

  

   

昨年に続き、特選クラスでの【2連覇】を達成した高橋光鷹君。 

今大会では3試合を全て、本戦決着で、ダントツの優勝。(準決勝戦は必殺の、左上段廻し蹴りによる技ありを含む勝利) 

特選クラスでの連覇は、凄い事でもあります。 

高橋光鷹君に関しては、本当に【地道な努力の積み重ね】

そんな生徒です。

彼は日頃から、本当に優しい生徒で正義感も人一倍に強い。

幼い頃は稽古での組手も、組手試合も苦手な時もあった。 

彼が本当に強くなり始めたのは、彼のお兄ちゃんが野球に専念する為に、先に空手を辞めてからだったかと思う。 

お兄ちゃんの高橋沢龍君は、それまでに、今の支部内強豪選手達、【雨宮伶空君、星野悠久君、川内翔太朗君、坂本元輝君】世代の強豪選手でもありました。

【沢龍の分(お兄ちゃん)まで、空手を頑張る】

沢龍君が空手を退会した際に、弟の光鷹君が決意したのが、その言葉。

それから日に日に強く逞しくなっていく。 

そんな中で、昨年の激戦区でもあった(小学5年生特選クラス)決勝戦での延長戦の末には【起死回生の上段廻し蹴り】による技ありを奪い見事、初優勝を経験。

今年は、優勝候補大本命として見事に連覇を達成。

各試合とも、プレッシャーから来る固さはあったもの、実力的な強さに関しては、昨年よりも更に、ダントツの強さでの優勝でもあった。 

そんな中、彼の親友でもある、石河ローレンス君が、今までよりも、一皮剥けた強い空手で、2試合を勝ち抜いて光鷹君との決勝戦へと先に駒を進めた。

ローレンス君の初戦では、試合終了間際に、豪快な右上段廻し蹴りによる技ありを奪い、優勢勝ちを決めた。

初戦を終えて試合場を後にする、ローレンス君の背中を叩いて、笑顔で両手を叩いて喜んでいた光鷹君。 

連覇のプレッシャーや、組手試合の緊張感の中、ローレンス君の次が、自らの試合を控えていた中で、そんな笑顔と喜びを見せていた光鷹君。 

彼らの信頼関係と友情が、垣間見られた瞬間でもあった。

そして彼らの同門対決の決勝戦へ。 

今大会、ローレンス君は特選クラスでの初入賞を経験。 

今回、特選で決勝戦進出、その時点で入賞、光鷹君との同門決勝戦、関東大会への出場権と、そこから関東大会での、一勝以上をすれば、年内には緑帯への取得も視野に入る。 

試合前に、そんな話をしながら、彼とコミュニケーションをとっていた。

『おー…勝ちたい!』彼は笑顔で話していた。

高橋光鷹君は、今週日曜日には、支部の代表選手の一人として国際大会へと挑む。 

二人とも、それぞれの目標に向かって頑張って貰いたい。

■2016城西世田谷東 支部内交流試合【6年生特選クラス】

優勝 
高橋光鷹(東大和) 

準優勝 
石河ローレンス・クリス(東大和)