極真空手 東大和道場 土曜日一日。【純粋さと友情】


11:00~自主トレ。(補強稽古、フィジカル稽古) 

14:30~17:50少年部2クラスを指導。

審査の見極めをしながら、少年部を指導。(今日は1名に審査の用紙を渡しました)

一人一人の課題を説明しながら。 

走り込み、ミット稽古、色々、みんな元気だったな。 

癒される事ばかりだな。

子供達は、大人には無い、エネルギーとパワーに富んでいる。 

沢山の子供達が近くにいて、楽しいし幸せだなと思う。

【極真空手】を通じての、彼らとの出会いなので、長年、孤独な時期も、ひたすら空手を積み重ねて来た年数が、今の自分自身であり、彼らと接する事が出来るに到る。

空手以外には何も無かったしな本当に。

色々な事への感謝の気持ちは忘れないようにしたい。

22:00 事務仕事を終える。 

支部内交流試合の、試合結果を書いていたが、まだ時間が掛かりそうだな。

土曜日の少年部クラスを終えて、買い物へ行く途中、近くのコンビニの前で、高橋光鷹君と石河ローレンス君が楽しそうに話をしていた。 

ローレンス君は寒い中、凄く美味しそうに、アイスを食べていた。

彼らは先日の試合で【特選エリートの部】の決勝戦で、激闘を繰り広げた。 

過去の特選クラスの優勝、入賞経験者を初戦で見事に破って、決勝戦へ辿り着いた石河ローレンス君。 

決勝戦では、余裕な面持ちで、ローレンス君を迎え撃つ高橋光鷹君。

『…まさか、ローレンスが、あんな技(いきなりの上段前蹴り)を出すと、思いもしなかったので、貰っちゃいました…油断だと思います…』と光鷹君が話した。 

『…何だか、解らずに試合が終わってましたぁ…上段を出したのも覚えて無くて、出そうとか思って無かったですよぉ…』と笑顔の、ローレンス君。

『…あの上段は普段、稽古でも出さないし(ローレンス君が放った今回の上段前蹴り)いつも通り、当たり前にやれば勝てると、油断してました…次は必ず勝ちます』道場で試合後に笑顔で語った光鷹君。

純粋な彼らの想いが交差した、衝撃的な試合と結末だった。 

ただ、試合後も御互いを尊重しながら、ふとコンビニの前で仲良く笑いながら、アイスを食べながら会話をしていた彼らを、本当に嬉しく思った。 

素晴らしい間柄だなと思う。 

日頃、組手ではボコボコにやられて、時には光鷹君の強打で倒されている、ローレンス君が、実践の試合では勝ってしまった。 

【勝負】の厳しさを感じるが、自分自身も過去には、数え切れない程に、それらを経験してきた。 

子供の頃に、そんな事を経験している彼らを本当に微笑ましく感じる。

稽古後のコンビニの前で、仲良く話す彼らを観て、そんな気持ちを感じていた。

…色々、まるで仕事が終わらない。
…大丈夫か こんなんで…

夕方、多田将太朗君が、一人で自主トレに来た。

激しい稽古を黙々と繰り返していた。