2022年元日。【初稽古】【稽古の意味】

17:00神明宮へ。

初詣に。

18:20〜22:00初稽古。

年末も毎日トレーニングをしながら、脱臼した足首の状態を観察してはいて、だけど、なかなか一定感覚の回復を感じずにもいて、直ぐに今年2022年4月の無差別の全日本大会が来てしまう…という気持ちと焦りは感じていた。

足首の角度を変えるだけで、まだまだ【パリパリ】と音を立てて、引っ掛かりを感じながらの、足首の皮膚内で何かが動く状態と痛みは続いてはいるから、元日くらいは、ウエイトトレーニングと補強稽古だけにしようと、夕方まではひたすら迷いつつ。

稽古をせずにじっとしていられる自信がないという気持ちから来ている物だと理解しながら。

結局は休む勇気が無いのと、現役選手としても、残された時間が限られているという焦りからの物だなと。

ただ、日々の食事量を考えても、稽古で最低限は今くらいにはカロリーも含めて消費をしていないと逆に体には悪いという。

初詣中にも、気持ち的には居ても立っても居られずな心境で、帰宅後は直ぐに着替えをして、入念にストレッチをしてから、足首をガチガチにテーピングで固定して走り込みへと出掛ける流れへ。

悪化しても仕方がないなと心には決めていた。

ウォーキング、ジョグを一時間程しながら体を温めてから。(この間も常に、全力でダッシュをして良いのかを迷い)

今日は、200メートル以上のダッシュに挑戦した。

一本目でもやはり、50、60メートル辺りで、足首に痛みが出てくる感覚があったが、一週間前よりも、【まだ先に進める】と体感して、違和感と痛みは伴いながらも、着地時の足の角度を度々変えつつ、到着地点まで走り抜ける事が出来た。

3、4本目あたりからは、更にスピードを上げられるようになり、一気にテンションが上がってきた事も感じられた。

肉離れや、更なる無駄な怪我に細心の注意を払いつつ、一本ずつの合間には、常にアスファルトでの開脚のストレッチを行いながら、最後まで集中して走り込みを終えられた事が凄く嬉しかった。

終了後は、中城さんじゃないけど…

【よし!出来た!】と、何度か独り言を呟きながら帰宅した。(本当にそういう言葉を発したい気分になるんだなと、実際に楽しくなりながら)

たったの8本ではあったんだが、先週よりも更に長い距離を、全力で走り込めた事と、今日これが出来た事に物凄く意味を感じる事が出来たし、納得がいったから。

帰宅後はじっくりと、ウエイトトレーニング、懸垂、腹筋、腕立て、スクワットの補強稽古を繰り返した。

年末年始だからと、昼間から酒を飲む事は決してしない、稽古が終わるまでは、テレビを一切見ない、スマホを見ないとして、自分自身と向き合う為の時間と、今やるべき事に集中すると決めていた。

結局、怪我の痛みが全てなくなってから稽古を再開するなんていう事は、これまでの人生の中には一度もなかったし、自分自身の体で痛みを感じながら、その時々の体の状態を常に見極めて、無理矢理にでも稽古を上乗せして、痛みを忘れてしまうまでに継続していく事が一番の近道だと、長年の選手経験から知り得ている部分でしかないから。

本当にそうしてきたし、現在はまだ45歳でしかないのかも知れないが、まだまだ二十代前半の頃の稽古の強度にも、出来上がりは別として、ある程度は耐えないといけないし、挑戦と継続を繰り返すしかなく、それをしていないと、とても今の状態を保てないとも思う。

ここまで継続してきて、本気でそれを感じている。

自分自身と向き合って稽古を継続していないと、本来、内から出るべき生の声すらも出てこないと思うから。

今年も一般選手権で戦う。

空手や稽古以外にも、日々やれるべき事、今やるべき事を可能な限り消化できればと思う。

2022/1/1