短期講習2日目。

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今日昼間、講習が始まる前に数名が最初に集まる。

3人目くらいに来た黄色帯のK君。

『先生〜…カブトムシのメスいりますかぁ…?』と入り口で指に付けたカブトムシを見せてくれた。

『自転車で信号待ちしていたら、俺の黄色帯に飛んできて焦って振り払ったら、カブトだったから安心した…』(変な物体に驚き慌てたらしい)

余りにもおかしくて大笑いしてしまった。

彼はとにかく昆虫が好きで、年中、クワガタ採りに出掛けたりしてるみたいですが、黄色い帯に反応して飛んできたカブトムシメスと、カブトムシ好きな彼に飛んできてそれを 持ってきた姿が何故だかとても面白かった。(ミヤマクワガタをくれたのも彼)

癒された。

−(短期講習2日目)−。

昼の2時から夕方6時までの稽古となりました。(4時間をみっちり行う)

稽古メニューは事前に考えていた物と、やりながら皆の士気を感じながら、色々思い付いた物を織り混ぜていきました。

特別に集まっている生徒達なので意識が高いので普段の稽古に取り組む様子とはやはり何かが違うのを凄く感じました。

中には、1日や2日のみの参加者もいますが 全て その生徒達にも何か意味のある物にしようと考えて取り組んでいます。(明日以降も時間が空いた少年部の生徒さんの飛び入りの参加も可能です)

連日参加の生徒達にも それは同じで毎日同じ内容の稽古はしていませんが、トータルして短期講習終了後には確実に強くなっている、上達している事を考えて指導しています。

昨日の疲れと今日使う、疲労が溜まる身体の箇所をパーツごとに別けた稽古内容として取り組んでいます。

凄く全体の質が高かったのを自分自身も自覚できて嬉しく思います。

4時間、全員素晴らしい頑張りぶりでしたが皆イキイキとしていました。(一人一人の顔色を観ながら休憩は小まめに)

確実に今日も全員を進歩させた実感があった。

稽古後に話したのは「今日一日、また道場に来て稽古をしたら何かを自分自身で感じとる事」

「それの積み重ね」

「自分が何を感じたかを自分で考えて思い返す事が大事だよ」

そんな話をしました。

「頭を使う稽古」「考えて動く事」を細かく説明しながら声かけをして4時間の稽古をさせました。

スパーリング、組手、試合、全員素晴らしい変化がありました。(熱い試合の数々)

意味のある物にしなければ自分が指導する意味がないのと、プロ意識を持つ事を常に考えています。

ストレッチやシャドーから始まり、フィジカル稽古、補強は今日は上半身を徹底的に競わせながら。(昨日は下半身)

ミット稽古では空調を消して全員を極限のテンションまで持っていく事をテーマに。(筋力、スタミナ、集中力と気持ちの強さを養わせる為の稽古)

休憩後、空調を付けて、涼しい状態で質の高いスパーリング、組手を延々と行う。(初の試合に挑む生徒もいたので事前に試合の戦い方、勝ち方やルールを細かく説明)

美優さんと拳三君には、後輩達一人一人全員に本気で掛からせる。(先輩の二人には質の高い動きをテーマに取り組ませる)

彼女が稽古に参加しているだけでも、彼らにとっては素晴らしい教材だなと感じ取れました。(試合はトーナメントで)

あんなに色々 皆変化があったのも凄く良かった。

拳三君と美優さん 素晴らしい組手と、試合だったと思います。(一番最後の試合が彼ら)

三軒茶屋道場のW君と立川道場のR君も頑張ってくれました。

遠くから来てくれている彼らにも有り難いなと思います。

W君は短期講習の道中は往復一人です。

心配なので帰る時間をお母さんに御連絡しました。(山手線を逆方向へ乗ってしまい、夜8時に無事に帰宅をしましたと御連絡を頂きました)

彼は往復一人で動かないといけない不安もあったかと思いますが 稽古に来ても終始、今日は緊張していました。

帰りはきちんと自分に挨拶をしてから道場をあとにしました。(自ら話しかけに来てくれたりきちんとした礼儀を自然に学びました)

彼はこの夏、男の子として凄く成長をするかと思います。

立川道場のR君も必死に頑張りました。

彼も今では東大和の仲間達と仲良しです。

この1年間 色々な部分で立ち振舞い等、本当に成長したなと感じています。

今日も皆本当にお疲れ様でした。

夕方6時に短期講習の稽古を終えてから美優さんのミットを持つ。(疲労が溜まっていても昨日より遥かに強烈な技とキレを体感しました)

バランス感覚や、体幹の強さ、ポテンシャルが凄過ぎるなと。(まだまだ、いくらでも引き伸ばせる予感を感じます)

自分が感じて考えているリズムや、技のキレ、彼女が持つべき破壊力になってきたのを感じています。

自分を黒帯まで育てて下さった極真空手の伝説の空手家である師範の、技のリズムや動きに近付けさせてあげたいなと考えています。(言葉では簡単に表せられない半端な人でなかった師範です)

自分が師範のミットをひたすら持たせて頂いた時期がありましたが、色々な意味でそれも宝であり、現在それを生徒の役に立てられる事を嬉しく思います。

色々考える事は山ほどあります。

6時過ぎに彼女の稽古を終えて、そのミット稽古を真剣な眼差しで観ながら残っていたK君と、Y君と自分の三人で道場を全て掃除しました。(7時まで二人とも有難う)

本当に一生懸命道場を綺麗にしてくれました。

掃除の仕方を観ているだけでも彼らの性格がよく出ていて色々読み取れました。

自分一人だと大変なので凄く有り難かったな。

今日も皆凄かった。