金曜日少年部。

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一日 慌ただしさと忙しくもありましたが 気付いた事が沢山あり、とても良かった。

今日は最初に来たのは昨日入会したR君とG君。(青帯G君の友達です)

二人は学校のクラスも班も同じで親友との事です。

R君、凄く明るい性格で人懐こいですが今日は何と、体験以来初の稽古にして、東大和の少年部全員と最初から最後まで同じメニューを全てこなしてしまいました。

皆さん御存知かと思いますが、今の東大和少年部達のミット稽古の追い込みは半端ではありません。

その内容を初の稽古にして緑帯までの、上級の先輩達と最後まで必死に追い込んでしまう気持ちの強さに凄く驚きました。

サッカーをやっていたらしいので、体力やスタミナは当然あるかと思いましたが、既に選手さながらの気持ちの強さと集中力の高さに感動させられました。

技は、見よう見まねで それらしくラッシュを繰り返し、力強さもありました。

あれだけの稽古後には汗だくになりながらも明るい笑顔で楽しそうにしていました。

彼が そこまで頑張れた裏には何が原因か解る? と皆に問い掛けました。

皆 返答を考えていました。

答えは『今いる先輩達全員が必死に稽古に打ち込む姿を感じたり、先輩達の頑張りによって新しい白帯の後輩達を引っ張ってしまうからだよ』と話しました。

一人一人の気迫や、返事や気合いが半端ではないから、新しい後輩や幼い子供達も それに引っ張られて自然に頑張り強くなる。

自分の思い描いて指導してきた理想の様子が、今の子供達の稽古の様子でもあります。

誰が いきなり入会しても、それが幼い生徒でも全員を楽しませて、気付いたら強くなってしまう。

そんな道場にしようと考えて来ました。

稽古に来れば来るだけ、長く続ける程に確実に強くさせる。

常にそれを考えています。

自分が初めて東大和道場に来た時に道場全体は、今とは違った別の雰囲気でしたが、子供達は当時から今と変わらず純粋その物でした。

当時、定期的に東大和道場に指導に来る中、田口支部長から東大和を任せて頂く話しになった時に「ああ、この子達をもっと強くさせたいな、みていきたいな」と心底思いました。

当時の幼年や白帯、オレンジ帯だった生徒達は、現在は黄色帯や緑帯になり、逞しい選手へと成長した子供達も沢山います。

中には関東大会、国際大会で活躍するようになった子供達も沢山います。

理由があり、残念ながら 辞めていった子供達もいましたが、新しく入ってきた子供達も今では沢山います。

今後益々、全員を変化させていくと決めています。

今日早くに来て皆が遊ぶ中で『型を教えて下さい』と自分の所へ来てくれた青帯のF君。

稽古前に20分間でしたが、みっちり自主トレの型を確認しました。

一気に上達しました。

凄く嬉しかったです。

上達したという事よりも、本人の意識が上がった事を嬉しく大事に思いました。

今まで稽古中に、ずっと語りかけて来た部分を、なかなか出来ずにいた事が、僅かな自主トレの時間内で見違える程に変化をさせられた事が本当に嬉しかったです。

彼は意識を高く持てば一つ一つの技は上手いんです。

今までは気持ちが追い付かなかっただけなので、次を目指したい、と考えた時に彼のヤル気も変化しました。

本人の自主性が一番大切なので、まさにそれに尽きます。

次の審査への課題と準備は明日からは彼がやるしかありません。

後は腕立て伏せのみかな。

それも ヤル気になるしかないので ここまでの回数は確実にクリアしなさい、と彼に課題を与えました。

彼に限らず、なかなか先に進めていない子供達も沢山いますが、やはり最終的には「自らの努力」と「高い意識を持つ」事しかありません。

彼は道場が大好です。

中には試合や組手に興味が無い生徒達も沢山います。

自分は試合が全てとは微塵も考えていないので、むしろ 「苦手でも、仮にセンスが無くても、それでも一生懸命頑張る人」が好きです。

何故なら自分自身もセンスがないから。

だけど、後ろ向きな気持ちはなく、むしろ辛い時期もずっと前向きに生きてきた。

それを子供達にも理解させてあげたいなと毎日思います。

逆にセンスがあったり、天才肌の人間程、壁に躓く事は本当に沢山あります。

自分からしたら「なぜ、そんなに才能がありながら…」「俺がもしその才能なら…」と感じる事は昔から様々な場面で本当に沢山ありました。

不器用な人間の方が粘り強かったり、打たれ強かったりあるのではないかなと自分は思います。

どちらの良し悪しではなく、皆結局は平等だったりする部分はあるのかなと感じます。

他流の道場から移籍してきた沢山の生徒達。

今では日に日に、見違える程に強くなってきています。

「一人一人の良い部分を絶対に見逃さない」子供達には、常にこの気持ちでいます。

「いくらでも変えられる」

ただ やはり 諦めずに長く続けて欲しい。

それのみです。

少年部の子供達一人一人が それが出来て道場に通い続けるうちは必ず変えます。

今日は少年部達は特に凄かったので色々 思いました。

毎日 いつも凄い。

常に今日が今までで一番凄い。

それがまさに子供達の計り知れない才能だと思う。

「俺が空手を指導していたら必ず変える」

その気持ちです。

明日は三軒茶屋道場、昭島道場から出稽古があります。

関東大会前の選手達は是非 参加して下さい。

今日色々考えて、子供達の一人一人に色々気付きましたが、書ききれていない部分がありますが、また思い付いたら書きます。

とりあえず今日も凄かった。

皆お疲れ様でした。