夏休み短期講習会1日目が終わりました。
初日の参加者は18名。
昭島道場からはY君、三軒茶屋道場からはW君が参加してくれました。(W君は今日から5日間全て通います)
今日 彼はなんと三軒茶屋の自宅から東大和で稽古をして一人で三軒茶屋まで帰りました。(お母さんからの課題との事です)
通いなれたとはいえ 自分も心配になりましたが、彼はいつも通りに必死に稽古をして、きちんと挨拶をして帰宅しました。
まだ3年生ですが立派です。
最近では1年以上、通い慣れた東大和道場へ むしろ親しみを持って来てくれている様子を感じます。
きっと これから凄く強くなれる生徒だなと思います。
昭島道場のY君は京都での極真祭に出るようですが、今後も支部の核になれる生徒なので頑張って貰いたいです。
東大和の緑帯のK君とはライバルであり 良き親友ですが二人揃って今日は永吉美優先輩に揉まれました。
良い経験になったのではないでしょうか。
美優さんも今月末の極真祭に出場予定ですが、この時期に追い込みたいとの事で少年部の短期講習に参加しています。
少年部達に手合わせをしながら 相手が厳しい状況になるとアドバイスや励ましの言葉を後輩達に贈ってくれていました。
少年部以上のスピードと運動量で動く事が今日の彼女のテーマだったそうです。(スピード、テクニック、パワーも流石でした)
既に160センチ以上、60キロあるK君達高学年トップ選手達を簡単に捌きながら自身のテーマも遂行しながら後輩達と組手をしてくれましたが、こんな先輩後輩の様子がとても微笑ましいなと思います。
今日の短期講習では3時間をいつも以上の厳しさでみっちり全員が稽古しました。
補強、型、移動、フィジカル稽古、スパーリング、組手を3時間徹底しました。(誰も集中力を切らさず)
かなり厳しい内容でしたが皆 頑張りました。
疲労が溜まっていたかと思うので美優さんにも、ミット稽古は今日は無しにしようかと考えて稽古を閉めてから解散しました。
直後 彼女は『ミットを持ってください』と笑顔で来ました。
自分は全然、いくらでも持つよ、という気持ちでしたが、ああいう厳しさが彼女の強さの裏側にあるのだなと思います。(疲労が溜まりきった中での5分×3ラウンドを徹底的に追い込みました)
あの厳しい稽古をした後であの内容をやらされたら、自分もキツいし、フラフラになるかと思います。
誘導する持ち手の技術によりますが 厳しければ厳しい程に、やる前は本当に緊張します。
あの気持ちとポテンシャルは半端でないです。
自分が役に立てるなら いくらでも協力したいなと思います。
あのレベルにきて謙虚でいて、ひたすら努力を積み重ねてきた逸材には周りも自然に心を動かされる。
彼女が来てくれた事や、実際に手合わせを出来る後輩達がどれだけ幸せな事か。
それは当たり前ではないですし、あのレベルの選手になれば海外の青少年選手達すら彼女に手合わせをさせて欲しいと願う逸材だよ、という話を合宿時にある先生が話されていましたが、自分も本当にそう思います。
東大和の少年部達は幸せだなと思いました。
稽古後には小柳さんや、Rちゃんが道場に差し入れを持ってきてくれました。(稽古後のアイスを皆、大喜びでした)
あれだけ頑張ればアイスなんて最高に美味しい。
Rちゃんは海外の3週間の交換留学を昨日終えて今日、道場に挨拶に来てくれました。
海外の地で外国人の家庭で生活をして勉強してきた彼女は、以前よりも一回り成長している様子を会話の中から感じました。
稽古後、美優さんの追い込みを見た少年部達が驚いていました。
『先生、痛くないの?』と興味津々。
『痛いよ、皆なら足を折られちゃうよ』と話すと子供達は神妙な顔付きをしていました。
我々がやっているのは極真空手です。
人が理解しかねる事を日々、当たり前に稽古を続けるところに極真空手の凄さがあります。
ある先生もそれを熱く話されていました。
短期講習後、夜10時に事務仕事、ウエイトトレーニングと、道場掃除を終える。(少年部短期講習会後に掃除を行わせるのを忘れていました)
一人で全て掃除をすると約1時間かかります。
明日から稽古後に少年部達にやらせようと思います。(夏休みならでは)
今日も良い一日だった。