2019/1/9。【我が師】【自分自身】

早朝今年初めて、黒澤先生の夢を見た。 

昨年は元旦の初夢だったが、今年は1月9日の早朝だった。 

険しい表情をされて座っていた先生に話し掛けに行き、今の自分自身の心境を伝えた。 

全て真剣に聞いて下さり、同感して下さり、昔の様に何かを親身に話し掛けて下さる場面で肩の痛みで目が覚めた。 

黒澤先生の向かいには誰かが座って話を聞きながらではあったが、誰なのかハッキリと分かった。 

あまり人に話しても信じられないかも知れないが、一昨年2017年3月25日に先生が亡くなられてから、数え切れない程、先生が夢の中に出て来るようにもなり、何かに迷ったり嬉しかったり、疲れていると必ず夢に出て来るのが紛れもない事実で。 

会話も出来れば、時には昔の様に空手を指導して下さる事が実際にあり。

勿論、夢に過ぎないのだが。

いくらでも先生には会えるなという安心感すらあり。 

自分自身の中には十代の後半に黒澤先生を知り、二十数年間、心の中に先生がいない時はなく、自分自身が稽古をする時も、仕事や指導をする時も、試合場で長年戦い続ける際にも常に黒澤先生がいる。

右の肩を故障していて2ヶ月以上、毎夜、痛みと痺れで目覚めてしまい、しばらく肩を擦りながら、位置を替えながら再び眠る様にしていたのだが、一向に良くならないでいた為、年を明けた後、つい数日前定期検診ついでに肩のMRI検査をして貰った。 

怪我をして放置したまま、既に二ヶ月以上が経過してはいるが、肩は棘上筋の付け根が炎症を起こしていて腱板損傷という診断で骨には異常は無関節に水が溜まっているとの事だったが、腱が切れていなくて少しだけ安心は出来た。

怪我をした理由は分かってはいるもの、翌日から通常通りに稽古は続けている為、治りもしないのだとは思う。 

一ヶ月、二ヶ月を安静に等と言われて何もしないでいる訳もなく、幾度となく、そんな事はあったが、この年代になり、何かしらの怪我で完治するまで実際に稽古を休んでいたら、それこそ本当に衰えてしまうのは目に見えている。 

本当に命を落とすか、本当に動けなくなるまでは、自分自身も空手をやり続けるのだなと思うし、今回の肩の怪我等は、多少の不自由はあるもの、試合場で自分自身に戦う心構えを教えて下さった黒澤先生を知るだけに、日々の稽古の積み重ねとなる物でしかないかと思う。

稽古を続けていたら、怪我が完治した時には、何の低下もなく別の箇所が鍛えられて磨かれていたりは実際にある物で。 

過去の病気で後遺症あるが、そんなのを理由にして、やれる事をやらないでいたら、人生なんて本当にあっという間に過ぎ去ってしまうと思う。 

あちこち関節もボロボロではあるが、納得のいくまでやれたらと考えていられたらと思う。 

本当に幸せな事だし、今の環境に感謝しなければいけない。

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