4月の支部内交流試合の6年生特選クラスの決勝戦を争った二人。
ローレンス君が、最近よく使う上段廻し蹴りについて…
『なんで、いきなり、あんなの(普段、使いもしない上段廻し蹴り)支部内で出したんだよ…ローレンス…』
ローレンス君は普段、稽古でも出さない右の上段廻し蹴りで、初戦では見事に技ありを奪った。 (凄いタイミングと、激しい打撃音に会場が一瞬、どよめいた)
『…えぇ…わからないよぉ…なんか勝手に出たんだよ…』と、ローレンス君。
光鷹君の真剣な問い掛けと、ローレンス君の様子が凄く面白かった。
彼らは小学校も学年も同じで、大親友でもある。
毎日、本当に仲良しで微笑ましい。
ローレンス君は今では稽古でも無かった打点の高い、右の廻し蹴りを得意技としてしまった。
実践の試合に出ると、そんな事が実際にある。
組手試合も型試合もやはり、実践の場への挑戦は、勝っても、例え、負けたとしても得る物が必ずあると思う。
ただ、それは普段から一生懸命に稽古を積み重ねているからこそでもある。