将太朗君と待ち合わせて同じホテルに宿泊。
二人で夕食へ。(駅に着き、彼に連絡をすると、ホテル外で、既に待ってくれていた)
初戦の強豪選手に対する、いくつかの戦略と、今大会のテーマを、緻密に打ち合わせる。
カウンター席で食事をしながら、一時間半ほど、色々な話を。
楽しさ余るもの、翌日の試合に向けて沢山、食べさせてから、彼を先にホテルへと帰らせる。
初の一般選手権(体重無差別)での、立派な準優勝を獲得してくれた。
『明日、将太朗が勝ったら、この写真を載せるよ』と伝える。
『解りました…もし初戦で負けてしまったら、(今日の写真は)削除して下さい…』と、彼が答えた。
優勝を目指していた中での準優勝や、その戦いぶりは、とても立派だった。
顔面や、喉を叩かれても、微動だにもしない我慢強さも垣間見れた。(彼は喉を叩かれ、試合後には声が枯れていた)
日頃、伝えている部分の一つを、実行してくれていた。
【顔面や喉を殴打され、アピールや、苦しむ様子を見せる暇があるなら、ひたすら戦い続ける】
この部分は、選手個人による意識と、価値観でしかない。
何かの打撃で、完全に気絶でもさせられない限り、普通な表情で耐えたら良いと、彼らには日頃から、教えている部分の一つでもある。
試合前夜に、本当に沢山の、良い笑顔をしていたので、それを載せられて良かった。