極真空手 東大和道場 火曜日一日2。【永吉美優】【2019世界女子無差別級制覇を目指して】【生徒への気持ち】

21:00〜22:30 火曜日一般部クラス。

湊さん、宮本朝延さん、宮本泉美さん、平野さん、永吉美優さん、多田将太朗君が稽古に参加。

11月23.24日(土・日)に、武蔵野の森総合スポーツプラザにて行われる【極真会館2019世界女子空手道選手権大会】に日本代表として出場する、永吉美優さんの壮行会を兼ねた一般部クラス稽古となった。

【2016・2018全日本女子無差別級王者】【2019世界女子ウエイト制・中量級世界王者】でもあり日本女子の絶対的なエースであり、極真会館女子の至宝でもある永吉美優さん。

幼馴染みでもある多田将太朗君や、彼女の事を少年部時代から知る、東大和道場一般部の仲間達とスパーリング、組手稽古で手合わせをしながら。

全ての取り組みがハイレベルな素晴らしい組手稽古となった。

多田将太朗君の思い遣りに満ちた気遣いや、完成度の高い技術を、同門の幼馴染みでもある、永吉美優さんに投げ掛けながら、長身外国人選手を仮装しながら、手合わせをする二人の組手も本当に素晴らしかった。

美優さんは、準々決勝戦での初日の山となるであろう、身長180センチを超えるロシアの強豪選手【2019世界女子ウエイト制・軽量級世界王者】との戦いを想定していた。(初日の3試合目となる準々決勝戦を勝ち抜くと、ベスト4の選手達のみが最終日となる2日目へと駒を進める形となる)

そして、最近の稽古場での繰り返しの積み重ねにより、自信を積み重ねて、スケールアップを繰り返している宮本朝延さんと、東大和道場の古豪でもある、湊敏明さんによる一進一退の激しい組手稽古には本当に熱くなりながら、声掛けをしながら見詰めていた。

二人とも本当に素晴らしくて、もっともっと更に強くなっていける事を感じ取れて、凄く嬉しかった。

更に高まろうと、前向きに努力を積み重ねている、宮本さんの姿を近くで見ているのもあるが、手合わせをした、湊さんの黒帯としての意地や気迫も、本当に立派で流石という内容で感動した。

美優さんが稽古に来るからと、忙しい中で予定や時間を調整して一般部クラスの稽古に来てくれた平野さん、湊さん、宮本朝延さん、宮本泉美さん、多田将太朗君。

最低でも10年間は、皆で一緒に稽古を積み重ねながら、同じ物を共に切磋琢磨してきた仲間達だからこその信頼関係であり、今日の様な稽古の姿形となるという話を皆にしながら。

それが無ければ、ああいう稽古の様子にはならないし、お互いを通じて心技体が深く高まり、怪我も無く皆が無事に稽古の積み重ねが出来た事に感謝する事だと感じながら、それを話した。

そして、永吉美優さんに関して。

極真空手の世界王者になった、今現在の彼女でもあるが、少年部時代の頃の彼女と変わりなく可愛い生徒であり。

多田将太朗君、永吉美優さんとは、男女の距離感の違いはあれども、大切な生徒として常に同じ気持ちで二人には接している。

永吉美優さんとは、自分自身が彼女に出会った当時のままの信頼関係であり、いざ彼女と話せば、いつ何時も同じスタンスと距離感であり、言葉にしなくても伝わる部分が存分にある。

彼女くらいの選手ともなると、計り知れないプレッシャーは想像に難しくはないが、元々、彼女は有名になりたい為に戦ってきた訳でもなく、日々の空手の努力を必死に積み重ねて来た結果が今に至る。

【何も気にしなくて良いから、美優が思うがままに好きな様に自由にやりなさい】

いつも彼女に話して伝えてきた事でもあり、彼女の可能性を最大限に高められたらという気持ちで接している。

長年、思う事だが自分自身が知る限りの彼女の事を語れば、それこそ本に書けるくらいの思い入れがあり、多分、この辺りの気持ちは誰にも負けないくらいに、彼女の事は分厚い内容で語れると思う。

そのくらいの気持ちで常に彼女を見守ってきたという事。

極真空手の女子選手で言えば、本当に今後、50年間は現れないかも知れないかという、極真会館一般女子の至宝でもあり、スター選手だと、自分自身は本気で考えていて、本当にそのくらいの逸材でもあると感じている。

【今の美優の立場も、美優自身の長年の努力の積み重ねの賜物でしかない訳だし、本当に何て幸せなんだと感じながら、それを常に噛み締めて一日一日を大切に過ごして、選手生活の集大成として、世界大会無差別優勝に向けてベストを尽くす様に】これまで、何度も彼女には伝えている。

【頑張れ】とは、長年、決して言わないようにしてきた。

言われなくとも、本人は限界以上に常に頑張っているんだし、頑張れとは、実際になんて無責任で薄っぺらい言葉だと、自分自身は昔から、その言葉があまり好きではないから、彼女には言わない様にと、語り掛ける言葉には常に気を付けてきた。

稽古後に、彼女の話を聞きながらも改めて様々な気持ちを整理しながら。

愛情でしかないし、彼女の事はひたすら祈るだけ。

極真空手で出会った大事な生徒だからだ。

稽古後…親子の様に戯れる、永吉美優さんと宮本泉美さん。

宮本泉美さんの優しさや、激励の気持ちが伝わってきたし、体を張り大事な娘を抱き締めるかの様な愛情を感じた。

美優さんも、宮本泉美さんに対しては、長年の空手で築いた、ある意味で親子の様な信頼関係があるのだと思う。

美優さんに対する、皆の熱い気持ちが伝わる空間だった。

【2019世界大会無差別級制覇へ】

2019/10/22

極真会館 東京城西世田谷東支部・東大和道場