極真空手とは。

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21:00〜23:00 自主トレ。

・ランニング30分。

・200メートルダッシュ×10本。

・70メートルダッシュ×5本。

・ウエイトトレーニング、補強。

寒かったので走り込みに外へ行くまでには、なかなか尻が上がりませんでした。

とりあえず出てしまえ、と思い部屋を出ました。

アップのランニング後、ストレッチを挟み、一本一本 気合いを入れながら200メートルダッシュへ。

8本目辺りから、気温のせいで古傷の右膝が傷みました。

今日も最後までやりきれた。

スタミナ、パワー、技の回転力、全てをイメージしながら。

走り込みは全身を使います。

突きの回転をイメージしながら腕を思いきり振ると不思議とスピードも出ます。(疲れてくると足だけで走ろうとしがちになるので)

右膝は空手で故障をして13年前に半月盤を摘出手術をしました。

本当に寒くなったり 普段のキツイ稽古後には傷みますが、当時、摘出をしないと空手の動きは出来なかったので過去に手術をしました。

23歳の時に左手の甲が折れて骨が飛び出して、長いボルトを2本入れる手術をしたりもしました。(これは術後は当時の痛み止め薬は今よりも遥かに効かなかったらしく、その日の夜中から朝方まで痛くて本当に苦しんだ記憶があります)

組手で左膝の内側の靭帯をまともに伸ばした事もありますが、これも約3ヶ月は痛みながらの生活とアルバイト、稽古を繰り返した記憶があります。

肋骨の骨折は試合や稽古では数えられないくらいやりました。(右の手首も2回は折れましたがこれは自然治癒で翌日から我慢しながら稽古も普通に出来ました)

稽古で組手中に肋骨が折れても、その日の組手をやり抜きその相手には勝ちにいく姿勢と、周囲には折れた事は知らせずに翌週からも隠しながら組手を行う事もありました。

誰に折られたとかも言いたくない気持ちから、誰にも気付かれないように翌週からも組手を行い、自然に治していく。

そんな事も繰り返したりもしましたが本来の極真空手とはそういう物だと自分個人としては考えています。

自分の場合は歩行不能になるような怪我には見舞われた事はなかったので それで済んできた部分ではありますが。

折れた肋骨がくっつきかけた際に、もう一度同じ場所を叩かれて折れる場合、これはかなり痛い。

息を吸えなくなるような痛みの感覚に襲われます。

入院を余儀無くされた病気やらもありましたが、骨折や細かい怪我は基本的に自分は無理して我慢してしまうのが常でした。

これはあくまでも自分自身の拘りや、それが好きだからそうしているので人に当てはまる物ではありません。

ただ、一般男子の選手はそれくらいの気持ちを持ってやるべきだと、自分は考えて実行してきた部分でもあります。

自分自身も試合中に素手で相手から顔面を殴られるのは常ですが あんなのは基本的には我慢出来るんです。

過去の試合で喉をフルスイングで殴られ、喉仏がいまだに曲がったり音を立てたりもします。

その試合は気にせずに続行しました。

顔面にかすったくらいでバタバタ倒れたり、痛い様子を見せる一般男子の選手に関しては自分としては正直、信じがたい部分があります。

顎を打ち抜かれて効かされて気絶等の、ノックアウトでも、されない限りはやはり我慢しないといけないし、それが自分がやってきた極真空手でもあります。

簡単に顔面を押さえ込んだり、いちいち中断していたら稽古にもならないですから自分は稽古でも一切やりません。

時間の無駄ですから。

そういう気持ちで稽古にも挑む。

それは合同での稽古も、一人で行う自主トレも自分にしてみたら全て同じ気持ちです。

佐野先生は昨年、アキレス腱を断裂して手術をした翌週からは座りながら、自分達と突きだけで組手をやられていました。(写真は昨日の東大和からの審査後の様子です)

最初はベンチ台や、椅子に座りながらやられていましたが 少しずつ回復をして膝立ちになり組手をやられたり、サンドバックを叩いていました。

昨日 昇段審査を受けた竜太郎君へも、これから一般を目指す将太朗君や、若い生徒達には自分の考えている極真空手のそういう部分も少しずつ話して伝えていけたらと思います。