極真空手 東大和道場 火曜日一日。【◯◯の眠れぬ日々…】

11:00~13:00三茶にて職員ミーティング。

16:45~19:40少年部2クラスを指導。

日曜日の支部内交流試合に向けて。

やる事は本当に沢山あるが、とても幸せな事だと思う。

一人一人を逞しくさせられる楽しさがある。

試合に挑む彼らを見たら、色々な部分で感じ取れる沢山の成長が実際にあるかと思う。

【彼らに空手を好きでいさせてあげる事】

一年中、考えている部分でもある。

組手試合に挑むにあたり、厳しい稽古は勿論、やらないといけない期間もあるし、何かの試練にぶつかり、それを乗り越えさせてあげないといけない事も時にはある。

声を大きくしたり、時に子供達を叱る事も勿論あるが、道場に来て、実際に嬉しそうに挨拶に来てくれる子供達を見ると、大事にしてあげたいという気持ちが自然と深まる。

実際には、殆ど彼らには怒らないし、自分自身は、子供達には基本的に、激甘だとも思うが。

大勢の子供達と接する為、その全ての生徒達から自分自身が好いて貰えているかは、勿論わからない。

【もう少しだけでも、接する時間が長ければ、まだまだ、本当に空手の技量も、心身共に、更に上達させていけるのに…】

そんな気持ちになる事は多々ある。

何にも纏まらないが、子供達には、彼らにとって、空手を意味のある物にさせてあげたい気持ちで本当に一杯で、誠心誠意で彼らに接していたら良い。

物事が、上手くいかない事なんて、ほぼ、一年中ある物だろうし、それの繰り返しでしかないなと思うし、また、それを楽しい毎日だなと思えたら、最高に幸せだなと思う。

…道場に保管してある、カブトムシの幼虫の動向に群がる子供達の様子に、凄くワクワクした…

【また眠れない日々が来る…】

実際に、そんな気持ちになり、少し焦っていたし、心がソワソワしていた…

毎晩、興奮と、狩りに夢中になり、楽し過ぎるけど、苦しい季節が来るが…凄くワクワクするのは実際に誤魔化せない。

2クラス目の少年部Aクラスでの稽古は◯◯◯。

本当に。

20:40~22:40一般部クラスを指導。

でけぇ…

あんなの…何匹も実際に、しかも勝手に、土の中から出て来ていて、皆に自慢したいというか、誇らしげな気分になってしまうけど。

多分、まめに、新しい土を取り替えていただけなんだが、何匹もマジに、でかくなっている。

昨年…忙しくて、寒くなり始めて、本当に逃がすタイミングを逃した、カブトムシの幼虫達が、膨れ上がるくらいに逞しく成長しているんだけど…

一般部クラス時に、それを目の当たりにした、ローレンス君が、真面目に気味悪がりながら、逃げ回っていたが…

彼の母国では、昆虫(カブトムシ、クワガタ)を飼育するという習慣が無いみたいだが、彼の母国には、俺が大好きな、でかいクワガタや、カブトムシが沢山、棲息していたりもあると知っている。

でかく成長した、カブトムシの幼虫を目の当たりにして、柱の影に逃げ去るローレンス君に爆笑していた、多田将太朗君を見て、俺が大爆笑してしまったが。

『ローレンス、罰ゲームで、カブトの幼虫、今日持って帰れよ!? わかった?』と話すと…

『いやですよぉ!!…気持ち悪すぎます…フィリピンでは、そういうの、飼わないです…カブトムシとか、クワガタとか…(飼育はしないです)…本当に夢に出て来そうです…』

彼は昆虫の幼虫やらを、本当に苦手みたいだが、柱の影に隠れる彼を可愛くて、つい、しつこく、いじってしまうが、彼は嫌がりながらも、笑顔で応対はしてくれる。

ローレンス君が、東大和道場に来た頃の思い出話しをしながら。

小学3年生の頃に、彼は初めて、東大和道場に空手の体験に来た。

フィリピンから日本に来たばかりで、日本語を何も話せなかった。

ジェスチャーのみで、彼に空手の稽古を教えた記憶があるが。

…半年もすると、彼は日本語をベラベラに話せる様になっていた。

当時から、物凄く頭が良かった。

今も毎日、強く逞しくなっている。

可愛らしさや純粋さは、当時の彼のままの様子が沢山ある。