水曜日一日。

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色々な事を考えた一日だった。

少年部では今日は「とことん楽しませる」をテーマに指導内容を考えて行わせました。

今日は組手は一切なし。

ミット稽古や様々な種目と皆と会話をしながら楽しんで貰いました。

その中でも きちんと稽古を積ませて関東大会メンバーはとことん追い込ませる。

「気付いたら 厳しい稽古をヤりきっている」「強くなっている」

そんな内容を心掛けました。

連日 激しい稽古や 組手を繰り返す彼ら。

毎日来たメンバーや彼らの稽古内容を管理して把握しながら 長いスパンでの稽古に取り組んでいます。

試合思考の生徒がいれば そうでなく 稽古が好きな生徒、型が好きな生徒もいて色々です。(全員が道場を大好きと手を挙げて自信に道溢れた表情で稽古後も半端な元気さではありません)

一人一人に意味のある指導がテーマです。

今日は立川道場から緑帯のR君が出稽古に来てくれました。

昨年から東大和道場に通うようになりました。

当時、彼は黄色帯でした。

立川道場の生徒さん達は自分が入門した時期の黒帯の大先輩だった根本支部長の生徒さん達です。

彼は東大和での厳しい稽古を繰り返して それを考慮されて飛び級で緑帯になったそうです。

しかし 緑帯を締めるに値する充分な実力や、しっかりとした挨拶や受け答えもきちんと出来ます。

東大和へ来てから 色々 話をして 理解して貰った部分もありました。

彼は今では 東大和での厳しい稽古に決して 根をあげませんし、むしろ 上級者としての御手本になってくれている部分もあります。

今日も一人で来て 一人で帰りましたが 彼はいつも立川道場へ戻りまた稽古をしています。

まだ小学3年生ですが、会話の受け答えも全てきちんとした敬語を使ってくれます。

中高生になっても ろくに敬語で話せない若者が本当に沢山いる中で 小学生時代から厳しい世界で色々経験をしていると そういう部分も自然に学びます。

自分自身も中学1年生くらいの時には既に敬語は徹底的に覚えて学んでいました。

小学生から空手を必死で続けている子供達は明るいですし、そういう厳しさや、上下関係もきちんと理解が出来る子供達ばかりです。

中高生になると思春期になり 本人の気持ちとは裏腹に周囲に心が開けなかったり、声も出なかったり 単語を発するのも面倒な時期も人によりあります。

男の子は特にその傾向はある物です。

ただ 空手を必死で一生懸命通う子供達は そんな思春期にも汗を流して先輩や大人と接しているうちに気付いたら、そんな時期も通り過ぎてしまいます。

彼ら一人一人の性格や表情をみていたらよく解ります。

ただ 仕方がないからと 目を瞑るのではなく、時に怒鳴ったり、厳しく叱ったり、たしなめたりは確実に必要なんです。

そんな状態でも後々に本人は気付きます。

自分自身もそうでした。

良く解ります。

今の生徒達みたいに素直さや明るさは微塵もなかったかと思います。

ただ 真っ直ぐな気持ちは今と変わらなかったのと負けず嫌いや、強くなる為の覚悟や向上心も常にありました。

子供達の性格や時期やタイミングを観ながら色々話したいなと常に考えています。

空手の稽古や、道場がいかに大切な事か。

若い盛りの子供達に、こんな有り難い物は無いかと自分は思います。

何か次の様々な目標があるならまだしも、むしろ 途中で辞めてストレスを溜め込んだり、中途半端な生き方をする方が余程勿体ない。

思春期の彼らの気持ちは良く解りますし 可愛い物です。

時に真剣にぶつかれば 後々に彼らも全てを理解します。

今も毎日が勉強。

愚痴や不満を言う暇があるなら 空手であれば、ひたすら一生懸命稽古をしなくてはと思う。

または夢中になる物を探せば良い。

自分も愚痴や不満は信頼関係がある人達には言いますし、それについては人間だから誰しもあって良いかとは思います。

夜の一般部の皆さんもお疲れ様でした。

全員頑張りました。

中学生茶色帯のR君。

凄まじい空手レベルに突入しています。

彼は昨年からコンスタントに、レベルの高い大会で準優勝を積み重ねてきました。

支部の手伝いがあれば、いつも嫌な顔を一つせずに引き受けてくれます。

多田将太朗君に続き、いずれ必ず黒帯になるかと思います。

元々 凄い空手センスの持ち主でしたが、過去に本当に小さかった身長が、グングンと伸びて今では170センチ程になりました。

骨格や手足の大きさを見ると、身長はまだまだ伸びるかと思います。

筋力が付いて、彼の空手は凄まじい様子になっています。

彼は少年部時代から、類いまれなる空手センスを併せ持ち、また稽古が大好きで努力の虫でもありました。

一流のセンスと努力がありながらも体が小さくて、勝てない時期が続きましたが、最近はそんな苦悩が振り払われようとしています。

少年部時代から群を抜いたスピードとセンスがありましたが、もうじき高校生になる彼は幼く速い少年部時代よりも現在、更にスピーディーになっています。

筋力が付いたのもありますが、むしろ少年部時代以上のスピードを手に入れています。

余りの凄さに 感極まりました。

『関東大会で まず 優勝狙おうよR!』と話しました。

自分が東大和に来た時には、あんなに小さかったのに。

逞しくなりつつあるR君を観ていると本当に嬉しくなります。

彼の一番 凄いところは 常に謙虚で素直さがある事。

一番 大切な部分です。

そういう人の元へ やはり人は集まるのかなと感じます。

彼には 大化けして貰いたいなと感じて止まないです。

壮年部の皆さん お疲れ様でした。

湊さん、神代さんは来週 日曜日に関東大会に出場します。

茶色帯に相応しい組手の実力は充分にあり、自分も毎週一緒に稽古をしています。

三茶の選手稽古で手合わせをした佐野先生が『東大和の壮年の皆さんは皆、強くてビックリした』と話されていました。

自分も思いますが 今の東大和壮年の皆さんは それだけの強さや風格も自分は感じます。

自分は毎週 手合わせをしていますし 皆の凄さをよく理解しています。

極真空手はそういう部分がやはり熱い。

今日 少年部前に かなり面白かった「マリオが、ジャンプする効果音」。

鼻を摘まみ、離しては効果音を出すG君。

効果音を連打されて たじろぐJ君。

あまりにも笑えた。

※7月からの新しい時間割表は道場受付レターケースにてお受け取りください。