せたひがラリー1枚目をクリアした青帯のK君。(稽古量も多く常に2クラスを参加します)
彼は決して器用ではないのですが、色々な部分で少しずつ変化をしています。(組手に関しても少しずつ進歩をしています)
続けていたら彼自身も確実に変化をします。
毎日稽古を観ているので よく解りますが、子供達の変化は空手の技や組手の強さだけに限りません。
それが例えば、「以前よりも前向きな気持ちになれるようになったな」とか「稽古態度が明らかに変わってきたし、最近はしっかりしてきたな」等も様々です。
性格が明るくなったとか、先輩らしくなったとかも含まれる部分ではあります。
自分が観ていて、子供達の何を変化させていきたいかというのは、その部分です。
今日最初のクラスで皆に話した事は「全ての稽古と、物事の様々な場面に心を込める事」
「前向きな思考になる」この2点をテーマに指導をしました。(前向きな思考の意味についてを皆に解りやすく説明しました)
子供達の性格や思考や、色々な部分を観ています。
その中で「強くなる事」が最大のテーマではありますが、そこに向かうまでのプロセスが一番重要ではないでしょうか。
子供達は焦る必要は全くないかと自分は思います。
自分自身も毎日が勉強であり、空手に関しては、「周りをみない事」これを長年心掛けてきています。
今、読んでいる本の一説ではありますが、心に響いてきた言葉に「おのれを知る」という内容がありました。
今、出来る事は何か?
自分の能力や可能性を最大限にいかして伸ばしながらも、自分の能力に最も適したポジションを人生の中で見付ける事。
自分の為だけに何かを行うには限界がありますが、人の為に何かをしたい、という事には勇気が湧いたり、モチベーションも上がるのかなと感じます。
自分自身が毎日、選手としての厳しい空手の稽古を続けられるのは支えてくれる周囲の人達がいるからであり、自分が感じてきた部分を生徒達にも伝えたいから続けられる部分があります。
現在、38歳になりましたが、一般選手としての稽古に身体がキツい部分は多々感じますが、自分自身はまだまだ続けていたいですし、十代、二十代の時期の体力や強さを維持すると同時に当時の稽古を当たり前にこなしたい気持ちで過ごしています。
様々な部分での空手の強さは向上はしています。
若い時期と何が違うのかと言えば、組手や稽古に関してだけ言えば、無理な動きを続けられなくなった事でしょうか。
気力は上がり続けているのに、身体がそれに付いて来れない部分はやはり多少なりとも感じます。
筋力やスピード、スタミナに関しては落ちてはいません。
むしろ一つ一つの打撃力や技術は向上している部分も感じます。
稽古の中では、この場面でこれ以上、追い込むと怪我に繋がるな、という感覚が増えた部分はあります。
いずれ、今の強度を落としての稽古をせざるを得なくなる時期は来るかと思います。
そこまで続けて、またその時なりに色々感じて、考えて分析をして、その時なりの稽古を出来ればと考えています。
「おのれを知る」「今、やるべき事を理解する」この部分を生徒達にも上手く伝えていきたいなと、今日は考えていました。
立川道場から今日も出稽古に来てくれたR君も有難うございました。(毎週、数回も来てくれている彼は既に東大和の生徒達と変わらない様子があります)
賢く、組手の強さもあります。
明日は三軒茶屋道場からは数名の少年部達が出稽古に来てくれる予定です。
皆で頑張りましょう。
夜の一般部では3週間後の高校生女子の全日本大会に向けて美優さんが稽古に来ました。
ポテンシャルと強さに関しても本当に素晴らしいです。
彼女はまさに、今やるべき事を常に明確にして、空手に懸けて来た生徒の一人ですが、戦うその存在感には、神々しい様子があります。
皆様も是非、彼女の応援をお願い致します。
※全日本大会チケットは当日券も購入が可能です。
女子部茶色帯のMさんと、荒木竜太郎君も頑張りました。
竜太郎君は今日は2クラスを稽古しました。
彼は今年も一般選手権に挑戦していきます。
明日の夜8時からは一般部選手稽古となります。