極真空手。

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自分は今でこそ 好きな空手を仕事として生徒達に指導をして、現役の選手を続けられる最高の環境と人生があります。

二十歳を過ぎたくらいの時期から三軒茶屋道場に移籍するまでの間に当時、通っていた道場で一般部の指導をさせて頂いていました。

かけがえの無い、一生の付き合いになる先輩方との出逢いもありました。

今でも毎年、大阪へ全日本ウエイト制大会に出場しに行く度に、お世話になり、親しくさせて頂いている先輩がいます。

その先輩がいたから 今があり、辛い時期も乗り越えられた事もありました。

自分にとっての試練もありました。

別の ある先輩が『普通の奴なら、あそこで辞めてるよ、お前、頑張ってるよな』と、普段はあまり後輩を誉めたりしない先輩が語りかけてくれた事がありました。

自分でもそうなのかも知れないと感じるぐらい精神的にキツイ状況もありましたが、そんな事では辞められない程に、どっぷり極真空手にハマっていた事や、信じた先輩を尊敬して好きだったので 辛い状況を当たり前のように一緒に毎日稽古をしながら乗り越えられる事が出来ました。

その先輩は選手としても極真空手でも将来を期待された逸材でした。

自らの修行の為に、1人で東京に上京して来られて努力と苦労を重ねて、仕事への道を開花させる為に、期間を決めて極真空手に打ち込み、選手に関しては若くして現役を引退されました。

今では大阪では有数の介護施設の社長であり、大きな、本当に素晴らしい老人介護施設を何店舗も立ち上げている先輩です。

今年で38歳になる まだまだ若い盛りの バリバリのやり手です。

自分は何か思い悩む事があると その先輩に連絡をします。

その先輩の元に集まった人達や空手の先輩方とも いまだに付き合いがあります。

極真空手を通じて、そんな出逢いもありました。

自分も指導員を辞めて長い間、アルバイトを掛け持ちしたりしながら、現役選手を続けて、将来どうするのか、この先どうするのかを、散々悩んだ時期もありましたが、それを思うと今は幸せの一言です。

素晴らしい出逢いや、男として人生を懸ける事が出来る極真空手は本当に尊い物だと思います。

※写真は 先日の支部内の小学4年生特選の部で、一皮向けた組手でダントツ優勝をしたK君と、小学3年生特選の部で過去にない粘りで、自分よりも大きな強豪を破りながら初優勝を果たしたR君です。

彼らに共通するのは、素直な性格と、道場が大好きだという部分です。

いつも 色々な話を聞かせてくれます。

二人とも7月の全関東大会を目指します。