今日 試合を終えたばかりの生徒達が沢山来てくれました。
皆それぞれに色々な感想を聞かせてくれました。
皆頑張ったのは自分も良く理解しています。
彼らは会場でも自分の控え場所にいつも来てくれます。
道場で会うよりも 嬉しそうな笑顔を見せてくれたりもします。
諦めない事。
勝負は単純ではないですし、勝てる時ばかりではありません。
悔しい気持ちや、やるせなくなる選手の気持ちは現役を続けている自分が一番良く解ります。
少年部の子供達はまだまだ無邪気ですし、気持ちの切り替えも早かったりします。
中高生はまた多少、気持ちも小学生とは異なるかと思います。
そんな中で悔しい気持ちを引きずりながらも 試合明けの稽古に来てくれた多田将太朗君。
彼は一切余計な単語は発しないですが、何かを話しかけると全て『押忍』の一言ですし、弱気な発言や減らず口を一切言いません。
今日 当たり前に稽古に来てくれた事が自分は嬉しかったです。
若いし、学校や勉強もあるでしょうし、休んでも良いかと考えていました。
自分達ぐらいの年齢や、空手歴にもなれば試合翌日からでも、当たり前に道場に稽古に来たり、自主トレもします。
例え、試合結果に満足が行かなくても若い年頃の彼が、当たり前に稽古に来てそれを出来る事が とても立派だなと思いました。
彼は来年以降の大学受験が終わったら 直ぐに一般選手権を目指します。
難しい大学への受験も彼なら確実にクリアすると思います。
女子部のKさんも仕事を持ちながらも稽古にはコンスタントに来てくれています。
一般部の稽古後にはNさんの振り替え審査を行いました。
自分から一般部の皆さんに言える事はコツコツひたすら長く続けて貰いたいという事です。
まずは3年、それから始まり更に10年、また更に先を目指す事。
特に男が一度これと決めたら諦めない事。
自分はそう思います。
逆にそれくらいでなければ勝負の世界に関してだけなら戦えないです。
試合や選手ではなく空手が趣味でも全然良いんです。
まずは長く続けないと何も解らないですし、何も見えて来ないかと自分は思います。
せっかく空手や道場で出会えたのに、稽古がキツかったから苦しいからと、途中で諦めて辞めてしまうのは、余りにも寂しい事だなと自分は思います。(事情があり、仕方がなく退会しないとならない事もあるかと思います、そんな生徒達にはいつでもまた遠慮なく道場に帰って来て貰いたいと自分は思います)
仮に自分が至らなかったり、空手の指導者として無意味な指導しか出来ないと判断されてしまうなら、それは仕方がないです。
しかし自分は来てくれている生徒達には真剣に接したいと常に考えています。
自分自身は生きる上で、空手の稽古を決して怠れない性分です。
現役を引退しても今と変わらず稽古はすると思います。
男なら一生を掛けて鍛え続けたいし、弱いからこそ強くなりたい。
そんな気持ちがあります。
今日、嬉しかった出来事がありました。
白帯のRちゃんが 気持ちを込めて自分への手紙? 似顔絵を書いて来てくれました。
似ているかな?(笑)
初めて自分の試合を見てくれて、感じたままに似顔絵にして気持ちを書いてくれたそうです。(似顔絵の自分はおそらく道着を着ています)
まだ4歳の彼女には勝ち負けが理解出来るかは解らないですが、彼女の自分への気持ちだったかと思うので 凄く嬉しかったです。
来年はまた試合をして、激しい自分の気持ちを また彼女にも見せてあげたいと思います。
勝ち星で。
自分は試合場で100戦以上を戦ってきましたが、これからもまだまだやります。
次に目指してみたいのは現役の間に200戦。
夜は皆が帰り、12時に自主トレのウエイトトレーニングを終えて今日もまた真夜中に暴食をしてしまった。
これから事務仕事をします。
補強もします。