試合を終えてきた生徒達を見て胸が熱くなりました。
凄い子供達だなと つくづく思います。
こんな幼いうちから 真剣勝負の場で必死に戦っている。
ましてや ひたすら努力を積み重ねた空手で人に勝ち、結果を残して帰ってくる。
どれだけ凄い事か。
優勝者に関しては、その時のトーナメントの頂点であり、負けずに帰って来るんです。
自分は100戦以上を壇上で戦って来ました。
負けた事も沢山あります。
どんな試合でも必死に努力をして優勝した時には世界が輝いて見えます。
51人のトーナメントを制して優勝した時には初めて嬉し泣きで人前で号泣しました。
負けて悔し涙を流した時も、一度だけあります。
何故あんなに涙が出たのかはわからないですが 後にも勝っても負けても、号泣した事が二回だけあります。
今は さすがに泣かないですが 負けて涙を流すのは本来、子供の頃から何であれ好きではありません。
あの緊張感やプレッシャー、恐怖感や、試合前の焦燥感や不安を、あんなに幼い子供達が味わって勝ち負けを経験しているんです。
どれだけ凄い事か。
試合を終えた選手に、やりもしない人間が、ダメ出しをしたら絶対いけないと自分は思います。
自分は試合直後は負けた生徒には直ぐには話しかけませんし、近寄りません。
気持ちが落ち着く前に、真剣勝負をしてきた生徒にダメ出しなんて あってはならないと自分自信は考えています。
後々 本人達が気付いているかを観察してアドバイスもしますが、自ら 色々知って貰えればいいと考えています。
そんな真剣勝負を終えてきた生徒達を誇らしく思いました。
真剣勝負の世界で人間一人に勝つ事が どれだけ大変な事か。
経験した者にしかわからないんです。
今日はそんな生徒達をみて、本当に頼もしく 尊敬の気持ちが湧きました。